
設計データと成果物管理
DS-E3は、図研の電気制御・ケーブル設計CADであるE3.series専用のデータマネジメントシステムとして、E3.seriesとの親和性を特長とし、E3.seriesから生成する各種図面、部品構成表(電気BOM)を、CADデータと紐づけて、仕掛段階から統合管理します。
プロジェクト単位、シート単位、ハーネス単位などの製品構造に配慮した品目管理を実現し、過去の設計資産の有効活用や、設計変更時のトレーサビリティを確保します。
機種を跨って利用する標準回路のモジュール運用やケーブル共有、お客様要求により多様化するバリエーション管理など、電装設計における課題を解決し、設計プロセスの最適化を実現します。
設計データと成果物管理
モジュールライブラリ管理
部品や設計情報のトレーサビリティの確保
エンタープライズPLMとの連携
電装設計プロセスの設計情報を仕掛り段階から統合管理し、信頼性のある設計資産として蓄積可能です。また、テンプレート利用によって登録すべきデータを見える化し、管理データのばらつきを防ぎます。
過去資産のE3.series データに対し、使用部品の組み合わせ検索や、図番等のシート属性からの検索など、豊富な検索手段により、要求仕様に沿った必要データをスマートに探し出して、任意のデータレベルで効率的に流用設計を行うことが可能です。流用履歴は自動で記録されますので、関係性がトレースできます。
図面などの設計成果物は、Webブラウザ上で承認、回覧できます。検図/承認のやり取り・結果は、履歴として保持し、設計のナレッジとして蓄積できます。また、承認回覧結果は、E3.series シート属性へ自動反映が可能です。
E3.series 差分抽出機能を呼び出し、新旧版や任意のE3.series データの差分を抽出できます。検図やレビュー時など、どのような変更があったのか、CADを利用しない承認者も容易に差分を確認できます。
モジュールデータ(サブ回路)は、カテゴリごとに体系立てたツリー構成で登録・管理可能です。モジュールデータのファイル管理機能(バージョン管理/ 履歴管理/ アクセス権管理)と、承認回覧機能(承認データのみ利用可)により、モジュールデータの信頼性を確保します。
E3.series データと部品データベースと連動して、任意のタイミングで部品構成表を自動生成し、追加部品や代替部品の登録など、部品構成表を高精度かつ迅速に作成可能です。部品構成表は、目的別のビュー(表示状態)に切り替え、さまざまな視点で確認できます。