PDM とPLM を上手く使い分け、
「業務効率アップ」と「製品情報一元管理」を実現
― リコーが描く設計システム改革を「DS-E3」の優れたシステム連携機能が支援
株式会社リコー(以降、リコー)は、複合機(MFP)をはじめ、はたらく人の業務プロセス改革を支えるエッジデバイスを開発・製造する会社です。カスタマーサクセスを実現するために、2021 年4 月よりカンパニー制を導入し、お客様視点で事業を再定義、「人と情報をつなぎ、人の伝える力、人の生み出す力を支えること」「すべての働く場所に、デジタルの力で、人や組織の個性を伸ばし活力を与えること」を目指し、様々な分野へ事業領域を拡大しています。
2016 年に社内基幹システムとして新たにPLM の導入を決定し、社内の設計データをPLM 上で一元管理できる環境の構築を目指しました。それに併せてハーネス設計環境の最適化を図ることになりました。その際課題となったのは、設計仕掛りデータの取り扱いと煩雑な作業となっていた出図業務の効率化をどのように解決するかということでした。リコーが選んだ解決策は、図研のハーネスCAD 専用PDM「DS-E3」を導入することでした。DS-E3 を採用した理由とその導入効果、今後の展望について伺いました。
【導入後の効果】
・仕掛りも含め各種ハーネス設計データはDS-E3 でまとめて管理、PLM にはDS-E3 が自動連携して図面登録。図面登録に要する時間を90% 削減
・内製システムからの置き換えによりCAD のバージョンアップが容易となり、かつメンテナンス性も向上
・CAD 情報を活用して、資材の見積業務と連携し、資材チームの見積業務を省力化