エンジニアリングITカンパニーとして、次のステージへ
図研は創業以来、品質・コスト・開発スピードのいずれにおいても極めて高い水準が求められるエレクトロニクス製品開発を、ソフトウェアの力で支えてきました。そして、世界のトップクラスのお客様の設計改革を支援する中で、インテグレーション能力と課題解決能力を培ってきました。
私たちは今、この蓄積を礎にMBSE（モデルベース・システムズエンジニアリング）を中核としたエンジニアリングITのさらなるグローバル展開を推進しています。MBSEは、製品開発の初期段階において要件を構造化し、その整合性を確保することで、企画から市場投入に至る製品ライフサイクル全体を変革する強力なアプローチです。これにより、複雑かつ高度な要件を有する製品開発を成功へと導きます。
一方で、MBSEは製品ライフサイクル全体に与える影響が大きいがゆえに、単にソフトウェアを提供するだけでは十分な効果が得られません。お客様が目指す未来と直面する課題を、コンサルティングを通じて徹底的に掘り下げ、最適解を導き出さなければなりません。こうしたお客様との深いコミュニケーションとソフトウェアを組み合わせたソリューションの提供こそが、図研ならではの強みが最も発揮できる領域であると確信しています。
エレクトロニクス製品開発の現場で培ってきたソフトウェアをベースとするコンサルティングに、MBSEという新たなソリューションが加わることで、図研はエンジニアリングITカンパニーとして、次のステージへと力強く歩みを進めてまいります。
株式会社図研 代表取締役社長
勝部 迅也