図研、国内部品メーカーと共同で「E3.series」用ライブラリ提供開始

2014/04/07 配信
株式会社図研(以下、図研)では、工数削減と製品品質向上に効果が高いCAD用ライブラリの充実に向けた取り組みを強化しています。その一環として、図研の電気制御設計CAD「E3.series」のユーザである大手工作機械メーカー2社の後援のもと、部品メーカー・部品商社各社に向けて「E3.series」のライブラリ提供に向けた説明会を開催いたしました。説明会では、日本の電気制御設計部門が抱える課題に関する活発な意見交換が行われ、制御設計プロセスにおけるCADライブラリ整備が重要であるという共通認識の元、参加した多くの部品メーカーから「E3.series」用ライブラリデータ登録/配信に賛同をいただき、既に12社がこの取り組みへの参加意向を表明いたしました。
 
電気設計者にとっては、単に多くのライブラリが準備されているということではなく、その内容が最新で品質が高く信頼できることや、情報が継続的に入手可能であることが重要であり、部品メーカー自身が提供する今回の取り組みは、より設計者のニーズに合致したものになると考えています。また、本取り組みに参加する部品メーカー各社は、より充実した部品情報とCADライブラリを提供することで、自社製品の採用を促すなど、設計者へのダイレクトな自社製品の訴求が可能となります。
 
図研は今後、こうした取り組みを通じて設計者の声を部品メーカーにつないでいくとともに、「E3.series」ユーザが、積極的に製品情報を提供する部品メーカーの製品を採用することで快適・効率的に高品質な設計業務を行える設計環境の整備により一層努めていく計画であり、部品メーカー各社により提供される「E3.series」用ライブラリをワンストップで提供する専用サイトも準備中です。
 
本取組みに関して、オークマ株式会社 FAシステム本部 FA製品部 次長 石原政二様は次のように述べられています。
「電気CAD運用において、部品情報の収集やライブラリ登録は設計者にとって大きな負担となります。今回の取り組みにより、部品メーカー様からライブラリデータが提供されることにより、電気CADの効率アップが飛躍的に高まります。弊社としては、今後参加して頂ける部品メーカー様が増えることを期待します。」
 
図研のオートモーティブ&マシナリー事業部A&M部部長の金谷章は次のように語っています。
「ユーザ様、部品メーカー様、図研の3者が協力することで、国内で多数の導入実績のある電気制御CAD「E3.series」用のライブラリを部品メーカー様より提供していただけることになりました。この場をお借りして厚く御礼申し上げます。図研では、本取り組みに向けて、CADシステムの無償提供や技術支援を実施する方針を出しており、今回ご賛同いただいた部品メーカー様以外にもこの取り組みにご参加いただけるよう尽力して参ります。部品メーカー様には、工作機械をはじめとする日本の製造業の競争力向上の為にご支援いただけますよう引き続きお願い申し上げます。」
 
なお、この度のライブラリ提供にご関心のある部品メーカー様は下記にお問い合わせください。
株式会社図研 オートモーティブ & マシナリー事業部 A&M部 E3課
Tel:045-942-2146 E-mail:e3team@zuken.co.jp
 

【本件に関するお問合せ先】

 株式会社図研 コーポレートマーケティング室
 TEL:045-942-1511(代)
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