図研、CR-8000 Design Forceが4Kディスプレイでの快適な操作に対応

2014/09/02 配信

株式会社図研(以下、図研)は、同社エレクトロニクス設計環境の主力製品であるCR-8000 Design Force 2014.1において4Kディスプレイのタブレットやモニターに対応したことを発表いたしました。

CR-8000が得意とする半導体パッケージ、高密度プリント基板の設計領域では、製造歩留りを向上させるためにパッド接続箇所に曲線箇所を設けたり、ノイズの発生を低減するためにコーナ部を曲線にしたり、信号遅延を防止するためにトロンボーン形状でパターンを形成したりと、従来にも増して高解像度の画像を表示しながら設計・検証できる視認性を重視した環境へのニーズが高まってきました。【図1】

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【図1】

ここ数年、4K対応の高解像度モニターやタブレットがメーカ各社より発表され、上述のような高解像度の画面表示ニーズを満たせるようになりましたが、CADでの作業において使用する場合、パターン形状だけでなく操作性を支配するメニュー表示、部品属性や信号属性、あるいは設計ノウハウ、チェックリストの判定結果のようなテキスト情報も同じ画面上で参照するため、テキスト情報の表示についても解像度に合わせて最適化する必要があります。【図2参照】。そこで、図研では、CADとしてのユーザビリティを犠牲にすることなく4K表示の卓越した解像度を設計作業に活かせるよう、高解像度の画像表示と使い易い設計環境の両立を実現しました。高解像度画面は、より広い設計領域を設計作業に適した精細な画像で表示することを可能にするため、これまで参照用のデータなどを別のディスプレイに表示させ複数の画面を見比べながら行わざるを得ないような設計作業も、同一画面上に表示させて行えるので作業効率の向上も期待できます。

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【図2】

今回の4K表示に対応した新ユーザー・インターフェイスの実装について、EL開発部 部長である畑直樹は、「今回の新ユーザー・インターフェイス開発は、我々のCADシステムのお客様でもあるタブレットメーカ様やディスプレイメーカ様の多大な協力があり実現に至りました。今回のインターフェイスを実装した設計・検証環境でお客様の設計効率が大幅に良くなると確信しています。」と述べています。

尚、「CR-8000 Design Force」(ver. 2014.1)はすべての4Kディスプレイモニター/タブレットの表示に対応する仕様となっておりますが、図研において既に4Kでの表示について動作検証済の製品は以下となります。

パナソニック社製4Kタブレット TOUGHPAD 4K (UT-MB5, UT-MA6)
フィリップス製4K
モニター 288P6LJEB/11
デル社製4K
モニター UP2414Q

10月16日・17日に開催されるZuken Innovation World 2014では、4Kタブレットならびに4Kディスプレイモニターで「CR-8000 Design Force」(ver. 2014.1)をご覧いただけます。

・TOUGHPADはパナソニック株式会社の登録商標です。
・Design Forceは株式会社図研の登録商標です。
・その他の製品名および会社名は各社の商号、登録商標または商標です。

【本件に関するお問合せ先】

 株式会社図研 コーポレートマーケティング室
 TEL:045-942-1511(代)
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