図研、ISO 26262対応の電気設計環境を発表

2013/09/17 配信

株式会社図研(以下、図研)は、自動車の電子制御機能を対象とした機能安全の国際規格ISO 26262(*1)に対応した電気設計ソリューションをリリースいたします。

電装化が進む昨今の自動車開発においては特に電子制御機能の安全性担保に対する関心が世界的に高まっており、完成車メーカおよび車載電子機器関連サプライヤは、この分野における国際的な安全規格であるISO 26262への準拠を迫られています。完成車メーカをはじめ、多くの自動車関連サプライヤに電気設計環境を提供している図研では、これらの企業のスムースかつ確実なISO 26262対応を支援するソリューション開発を強化していきます。

この度、ISO 26262対応ソリューションの第一弾として「CR-8000 ISO 26262 Verifier」を発表いたしました。「CR-8000 ISO 26262 Verifier」はエビデンス(規格準拠を証明する確証)情報出力・評価用エンジンとしてスイスの規格認証機関であるexida Certification S.A.社により認証(*2)を受けた、株式会社ガイア・システム・ソリューション(*3)の「GAIA-QEST」を採用しています。電気設計者は新規設計や設計変更の際、その都度エビデンス作成・記録を行うために様々なツールを跨いで電気設計情報のやりとりや差異比較を行っていますが、「CR-8000 ISO 26262 Verifier」を用いることで「CR-8000 Design Gateway」で作成した最新の設計データにもとづいてISO 26262 Part5で要求されるエビデンスの作成・記録を容易かつ確実に実行することができます。さらに、「CR-8000 Design Gateway」の仕向け地管理モジュールと連携させることにより仕向地ごとに異なる仕様をもつ製品開発における規格対応も効率的に実施することができます。

今後図研では最新の電気設計環境である「CR-8000」や「PLM for Electronics DS-2」などと連携する様々なISO 26262対応ソリューションを順次リリースしていく予定です。

なお、「CR-8000 ISO 26262 Verifier」については、10月10日と11日に開催される図研のプライベート展「Zuken Innovation World 2013」において詳しくご紹介する予定です。(10月11日の講演No.2D4)
「Zuken Innovation World 2013」の内容のご確認ならびにご登録は、下記の特設サイトにてお願いします。
https://www.zuken.co.jp/private/ziw2013/

(参考)
-「CR-8000 ISO 26262 Verifier」について-
■販売開始予定: 2013年12月
■製品構成および予定価格:
  「CR-8000 ISO 26262 Verifier」 220万円
  「GAIA-QEST for Zuken」 180万円
  (フローティングライセンス、別途「CR-8000 Design Gateway」が必要)

(注)
*1:自動車の電子制御系に関する機能安全規格
*2:2012年7月にTCL 2 / ASIL D で認定を取得
*3:1996年設立 車載向け及び画像処理機器分野において、上流から下流までの組込システム開発、検証手法を手がける URL: http://www.gaiaweb.co.jp

 

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