電気・電子技術の標準化活動で「IEC1906賞」を受賞

2022/10/27 配信

図研の社員である技術本部 EL開発部 シニア・パートナー 松澤 浩彦が、国際電気標準会議「IEC (International Electrotechnical Commission)」より「IEC1906賞」を受賞しました。

IEC1906賞は、IECの技術活動に関連し、電気・電子技術の標準化およびその関連活動に大きく貢献した専門家(個人)へ授与されるもので、今年は全世界で233名が表彰され、日本からは36名が受賞しました。

受賞理由は、IECにおいて電子実装技術の専門委員会「IEC/TC 91」のほか、複数の委員会に参画し、部品内蔵基板実装技術のワーキングのサブリーダーとして、国際規格「IEC 62878-2-5-Ed1」および 「IEC 62878-2-602-Ed1」の制定に大きく貢献したことにあります。

電気・電子機器の小型化・高性能化に伴い、部品内蔵基板などの高密度かつ信頼性の高い先端実装技術への期待が一層高まっています。そのため、この標準化への取り組みは、先端実装技術の開発を加速させ、電気・電子機器の製品開発の効率化、高品質な設計、製造、検査に貢献しています。


日本産業標準調査会 会長 遠藤 信博様 と 図研 松澤 浩彦

受賞者 松澤のコメント
「このような賞をいただき、大変光栄に思います。ご支援いただきましたTC91の関係者の皆様にあらためて感謝申し上げます。特に福岡大学の故 友景先生には大変お世話になり、今回の受賞は先生のご功績の上に成り立っています。今後も、図研の関わる電気電子産業の発展のため、国際標準活動に貢献していきたいと思います。ありがとうございました。」

なお、表彰式は、経済産業省主催の令和4年度産業標準化事業表彰において、10月24日に東京都千代田区の都市センターホテルで執り行われました。

経済産業省ニュースリリース 令和4年度産業標準化事業表彰の受賞者発表

IEC Awards  https://www.iec.ch/awards