図研、アジレントと共同でADSとのインテグレーションを強化

2012/09/10 配信

株式会社図研(以下、図研)は、Agilent Technologies, Inc.(以下アジレント、本社:米国カリフォルニア州サンタクララ、社長:William P. (Bill) Sullivan、日本法人:アジレント・テクノロジー株式会社:東京都八王子市高倉町9番1号、代表取締役社長:梅島 正明)と共同して、図研のプリント基板設計ソリューションBoard Designer(以下BD)とAgilent EEsof EDAデザイン/シミュレーション・ソフトウェアであるAdvanced Design System(以下ADS)とのリンク機能を強化しました。

ADSは通信に関わる高周波・高速回路設計、デバイス・モデリング、信号処理設計の効率化に貢献する解析ソリューションです。BDとADSは従来より連携していましたが、今回お互いの開発陣がより緊密なコミュニケーションを図ることにより、一層の機能強化を実現しました。

今回の取り組みにあたり、アジレントのEEsof部門のジェネラル・マネージャーのTodd Cutler氏は、次のようにコメントしています。
「長年にわたる図研とのコラボレーションにより、ツール間の連携が進み、共通のお客様に対してベネフィットを提供してきました。今回の機能拡張はさらなる密な連携を実現するでしょう。強力なPCBのデザインツールの図研と高周波解析業界で最先端のアジレントが手を組むことにより、より効率的な設計フローと品質向上、期間短縮を実現していきます。」

図研の取締役技術本部長の仮屋和浩は、次のように述べています。
「図研とアジレントはお互いの共通のお客様の支援のため、15年以上に渡りシステム連携の強化や改善を続けてきました。今回、さらなる新たなソリューションを生み出せたことを嬉しく思います。この機能拡張により、世界中の高周波/高速回路設計者が、よりスムーズに設計やレビューが可能になると確信しています。」

2012年6月にリリースされたBD Rev.14.010では、新たな部品属性情報、相互に認識可能なネット名の情報をADSに出力することができるようになりました。このBD側の機能強化に合わせてADS側ではADS 2012にて回路図上で部品を自動再配置するアドオンのツールが搭載されます。この組み合わせにより、部品を含むレイアウトデータをより効率的に扱うことができるようになります。

詳細につきましては、以下のWebをご参照ください。
http://www.agilent.co.jp/find/CR5000-ADS-link-jp
 

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