

“ 世界最高の生産技術を事業に具現化”
― それが旭化成の自社工場設計
E3.series for EC が工場設計プロセス改革に貢献
旭化成株式会社は、化学、繊維、住宅、建材、エレクトロニクス、医薬品、医療等の事業を行う日本の大手総合化学メーカーです。2022 年5 月に創業100 周年を迎えるにあたり、これからの事業の柱として、「マテリアル」、「住宅」、「ヘルスケア」という3つの柱を立てることを打ち出しました。化学メーカーにとってその製品を生産するプラントの良し悪しは、製品開発力のみならずコストに与える影響も大きく、まさに事業の基盤となります。今回取材した生産技術本部は、「世界最高の生産技術を事業に具現化する」ことをミッションとしている組織です。
生産技術本部 エンジニアリングセンターでは、社外コントラクターから提出される見積の妥当性を精度高く、スピーディに判断することを目的に、2021 年3 月に図研の「E3.series for EC」を導入しました。導入前の課題や導入後に期待すること、将来の展望などについてお話を伺いました。
【期待される導入効果】
・自社工場建設で敷設するケーブルやケーブルダクトなどの物量を精度良く把握でき、各種見積の妥当性確認への活用拡大の可能性を高めた
・フィジビリティスタディ(Feasibility Study:実現可能性調査)検討時の期間短縮への環境が整った
・属人的になりがちなFS 検討に於いて、ツールを活用することで標準化や技術伝承が図れる環境が整った