旭化成、自社工場設計のフィジビリティスタディに図研の電気工事設計ソリューションを活用

2022/07/27 配信

旭化成株式会社(本社:東京都千代田区有楽町1-1-2 日比谷三井タワー、代表取締役社長:工藤 幸四郎)は、自社の工場設計におけるフィジビリティスタディ(Feasibility Study:実現可能性調査、以降FS)やフィード(Front End Engineering and Design:基本設計、以降FEED)作業をスピーディに行う環境を整備することを目的に、図研の工場・プラント向け電気計装設計・見積ソリューション E3.series for Electrical Construction(以降、E3.series for EC)を導入しました。

旭化成の生産技術本部エンジニアリングセンターでは、工場は製品開発力やコストに与える影響が大きく、事業の基盤であるという考えのもと、ケーブルやダクトなど工事の物量を把握し、概算金額や施工スケジュールを精度高く、短期間で見積もることを重視していました。しかし、工場の新設案件が増加するなかで、その確認に十分な工数や時間を確保できなくなり、正確な積算を迅速に把握するためのプロセス改革が必要になっていました。

そこで、機器の配線系統図の自動生成やケーブル接続図などの帳票出力機能を持ち、工場・プラント向けの電気計装設計に特化した図研の E3.series for EC を導入、工場設計計画から、物量の把握、概算金額の積算が自社でも行える業務フローを確立しました。その結果、コントラクターからの見積の妥当性の判断ができるようになり、属人的になりがちなFS評価・検討の標準化と技術伝承を促進する環境が整備されました。

旭化成株式会社 生産技術本部 エンジニアリングセンター 電気技術部(富士駐在)四ケ所 大介 氏は、今回の E3.series for EC 導入について、次のように述べています。

「我々の構想を元に設計協力会社に図面作成を依頼し、その図面でコントラクターに積算を依頼する従来型のフローから、自らの手で図面作成と物量積算を行い見積を取得する新しいフローに変えていくことで、建設のFS検討を効率化することを、本導入検討プロジェクトの1つの目標としました」

旭化成では、今後、外部協力会社を含む関係者全員がプラットフォームを共有し、その上で工場の設計から施工、保全までのデータを一元管理できる設計環境の構築を目指しています。

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