圧倒的な支持により多くの企業で採用

回路・基板統合設計環境

CR-5000

回路・基板統合設計環境 CR-5000 シリーズは 1994年の販売開始以来、高品質で高性能のプリント基板設計・製造を必要とする世界約 3,000社の企業に採用されています。技術革新のスピードが速く常に最新エレクトロニクス技術の実装を必要とするコンシューマエレクトロニクスから、小型化と最高レベルの信頼性を要求されるペースメーカなどの医療機器、過酷な使用環境が想定される自動車、航空宇宙産業などさまざまな業種で  CR-5000がエレクトロニクス設計の基幹システムとして導入されてきました。

長年に亘って信頼と実績を誇ってきた CR-5000 製品群をご紹介します(カタログなどの掲載は現在行っていませんので、各製品についてはページ下部よりお問い合わせください)。

CR-5000 シリーズ

基板設計システム:Board Designer

豊富な機能と最新基板テクノロジーへの追従

CR-5000 シリーズの中核である基板設計システム Board Designer は、基板設計者の設計作業を効率化するための充実した配線、アートワークの基本機能を持っています。特に高密度、高速の基板設計に対応した配線コマンドや柔軟な編集を可能にするアートワークコマンドなど、現在の基板設計者が行う難易度の高い作業を最大限に効率化する充実した機能を誇ります。

基板設計者は、小型・高密度化する基板上において高速回路を実装設計するためにさまざまな電気的制約(コンストレインツ)を考慮した設計をしなければなりません。Board Designer なら、等長配線指定や最小配線長制限のあるパターンに対して自動的に迂回経路を作成し、違反したパターンを修正。迂回形状(アコーディオン、トロンボーン)の指定も可能です。また差動ペアに設定されているネガ・ポジ信号を差動配線間隔で配線することができます。

 

Board Designer 画面

 

※Board Designer, Design Force などのデータが閲覧可能な無償版ビュワー “Board Viewer” のダウンロードは こちら

回路設計システム:System Designer

さまざまなプリント基板設計環境での使用が可能な汎用的な回路図設計ツール

System Designer は、汎用的な回路図設計ツールであり様々なプリント基板設計環境での使用が可能ですが、特に CR-5000 Board Designerでの基板設計との連携により最大の効果を発揮します。

設計ルール、部品属性、ネット属性情報や電気的特性情報を Board Designer と共有することで設計制約条件(コンストレインツ)を配慮し整合性をとりながら回路設計、基板設計を効率的に進めることができます。

CR-5000 Lightning、EMC Adviser など各種周辺ツールとも連携しながら回路設計側で指定・設定されたコンストレインツは、Board Designer での基板設計側でも共有され、基板設計での自動配置、自動配線にも反映されます。

また、実績のある回路図から回路図をコピー、ペーストするだけで、流用元の基板情報・配線パターンを Board Designer 側でも連携。流用設計の効率化を図ることができます。

 

System Designer 画面イメージ

インテリジェントフロアプラン・解析環境:Lightning

先進的なハイスピードデザイン環境へ

CR-5000 Lightning は、回路設計から基板設計にいたる CR-5000 での設計プロセス全体をハイスピード設計に対応させる設計環境です。

ハイスピード設計に必要なコンストレインツ情報を統合・共通化するとともに、同一の解析エンジンを持つことにより、回路設計、フロアプラン、基板設計のどのプロセスにおいても同じユーザインターフェースでコンストレインツ情報の参照・変更・活用と解析実行が可能になります。解析環境として Lightning は SI 解析だけでなく EMI、パワーインテグリティ解析も配線設計途上で活用できます。
基板設計プロセスのあらゆる段階で電気特性の解析を必要とするクリティカルなネットに対して容易なオペレーションでダイレクトに解析を行うことができます。

 

Lightning 画面イメージ

EMC設計・検証ツール:EMC Adviser

CR-5000 Board Designer オプション、EMC設計・検証システム

EMC Adviser は、EMC(ノイズ特性)、SI(信号品質)、PI(電源品質)などの電気的なノウハウやルールを基板設計に的確に適用するための「ルール・ベースド・デザイン」ツールで、EMC の専門家でない回路設計者やレイアウト設計者が扱うことを前提としたシステムです。Board Designer にアドオンされたシステムですから、設計を中断することなく EMC 設計を進めることができます。CR-5000 の特徴である回路・基板設計連携により、回路図からの EMC 設計指示を用いた運用だけでなく、Board Designer 単体での運用まで、設計フローに応じた様々な使い方が可能です。

EMC Adviser では、図研での研究成果やお客様のご要望にもとづき EMC 設計に効果のある EMC ルールを「Elements」「Basic」「Advance」の3つのパッケージを用意しています。

 

EMC Adviser 画面イメージ