図研、ギリアと資本業務提携

2019/09/17 配信

株式会社図研(神奈川県横浜市、代表取締役社長 金子 真人、以下「図研」)は、「ヒトとAIの共生環境の実現」を目指して、最先端のAI技術の研究開発と社会実装を推進するベンチャー企業である、ギリア株式会社(東京都台東区、代表取締役社長 兼 CEO 清水 亮、以下ギリア)と資本業務提携を行うことについて合意し、ギリアは図研を引受先とする第三者割当増資を実施いたしました。

【資本業務提携の目的について】
図研グループは、電気・電子(E/E)設計を中心にモノづくりの幅広い分野における自動化・効率化を実現する各種ソリューションやサービスの提供を通じて、製造業のお客様の新製品開発やエンジニアリングチェーンの革新に貢献してまいりました。
通信やネットワーク技術をはじめとした昨今の技術革新は、かつてないほどモノづくりの高度化・複雑化をもたらしています。一方で、熟練した技術者の減少などにより、エンジニア一人ひとりの生産性を向上し、より付加価値の高い創造的業務に注力するための環境整備が急務になっています。図研グループではこうした製造業の課題解決に、AI技術の活用が必須であると考え、様々なソリューションへの適用に取り組んでいます。こうした取り組みの中で、既にギリアの深層学習を利用した自然言語解析技術を実装した製品開発(図研プリサイトによる関連ニュースリリース:link_icon.gif 「AI実装のフルオート型ナレッジ共有ソリューション『Knowledge Explorer Ver.1.0』をリリース」)を行うなどの実績があります。図研とギリアは、技術の進歩が早く高度な専門性を必要とするAI分野を、今後もタイムリーに製造業向けの製品に応用していくためには、個々の製品開発での協力関係だけでなく、中長期的な開発ロードマップを相互に共有し、かつ両社の人材交流などによって製造業の課題に深い知見のあるAI人材育成も同時に行っていくことが重要であると判断し、その協力関係をさらに強化するため資本業務提携を行うことを決めました。

なお、今回の資本業務提携を踏まえて今後両社が取り組む開発テーマについては、10月17日・18日に開催されるlink_icon.gif「Zuken Innovation World 2019」(横浜ベイホテル東急)でのギリアの講演「社会実装が進む人工知能(AI)の実例から見えてくる電気設計の未来」(17日 1B4)の中でご紹介する予定です。

【両社からのコメント】
ギリア株式会社 代表取締役社長 兼 CEO 清水 亮
「『ヒトとAIの共生環境の実現』を目指す当社にとって、今回株主となった図研との協業により、電気系CAD・EDA分野における課題解決やサービス価値の向上など、当社の最先端AIテクノロジーの貢献領域がさらに広がることに喜びを感じています。ギリアは、株主の皆様とともに、あらゆる人々の豊かさに寄与するAIの社会実装を強力に進めてまいります。」

株式会社図研 代表取締役副社長 勝部 迅也
「図研は、AI技術に関する高い専門性だけでなく、エレクトロニクス製品開発に携わった経験者を多数擁するギリアとその実績を高く評価しています。図研が今後AIを活用した様々なソリューション開発を模索していく上で、今回のギリアとの資本業務提携は、大変重要な意味を持つことになります。両社が協力していくことにより、製造業のお客様のプロセス革新に貢献するソリューションを生み出していけると確信しています。」

【ギリアについて】link_icon.gif https://ghelia.com
ギリアは、株式会社UEI、株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所、WiL, LLCの三社によって2017年6月に設立されました。「ヒトとAIの共生環境の実現」を目指して、最先端の深層学習技術をあらゆる人が自在に使いこなせるOS及びハードウェアを含む統合プラットフォームの開発を行っています。

所在地:東京都台東区台東4丁目19番9号
代表取締役社長:清水 亮
設立年月日:2017年6月30日
事業内容:総合AIソリューションの開発と提供

【本件に関するお問合せ先】

 株式会社図研 コーポレートマーケティング室
 TEL:045-942-1511(代)
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