図研のCAMがヤマハ発動機のインテリジェントファクトリー YSUPと連携、部品実装準備のDX に貢献

2025/06/03 配信

株式会社図研が提供するプリント基板向けCAMソリューション「CR-8000 DFM Center」(以下、DFM Center)は、ヤマハ発動機株式会社のIoT/M2M統合システム「インテリジェントファクトリー YSUP」と連携し、部品実装(SMT)の生産準備プロセスのさらなる効率化に貢献します。

ヤマハ発動機のYSUPは、同社のマウンター(表面実装機)を中心に、他社機器とも連携可能なスマートファクトリー統合プラットフォームです。IoT/M2M技術によって、工場のデジタルツインを推進し、生産性の向上、運用コスト削減など、SMTプロセスの高度化を総合的に支援します。

DFM Centerの部品実装準備ソリューションでは、図研製 CAD の他、ODB++、Gerber などのフォーマットで設計完了データを取り込み、メタルマスクや実装関連治具の形状編集、ヤマハ発動機をはじめとする各種マウンター、検査機と連携可能なデータ出力までワンストップで実現します。

このYSUPとの連携では、DFM Centerの各種機能を利用することで、マウンター、検査機で必要な情報(認識マーク属性、部品種別、ボディ形状、リード形状など)をデータ内に追加し、Userフォルダに必要な情報を追加した拡張ODB++データで出力します。YSUPはこのデータを利用することで、プリント基板準備前から仮想基板画像を作成し、部品種別・詳細部品形状に基づく搭載部品の形状を自動割付します。これにより、担当者は検査プログラムの準備を前倒しで開始でき、プログラム作成工数を従来比 最大50%削減できるとともに、SMT工程全体のプロセス改善にもつなげることができます。

ヤマハ発動機株式会社 ロボティクス事業部 ロボSMT第1開発部 部長 河合 秀幸氏は、本連携について次のように述べています。
「図研の DFM Center と弊社NPIツール YSUP との連携は、SMT業界における画期的な取り組みです。設計CADデータと製造準備データがシームレスに連携することで、お客様製造現場の効率化と品質向上が期待され、DXの実現に大きく寄与します。本連携は、CADとSMT装置メーカーという異なる領域を超えた協業の成功例であり、業界全体のデジタル革新とイノベーション加速を力強く後押しするものと考えています」。

なお、本ソリューションは、2025年6月4日~6月6日に東京ビッグサイトで開催される「第26回実装プロセステクノロジー展(JISSO PROTEC)」において、ヤマハ発動機ブース(下記詳細情報ご参照)にて展示される予定です。

図研は、今後も設計・製造プロセスの効率化・スマート化を支援するエンジニアリングITの提供を通じて製造業のDXを支援してまいります。

 

ヤマハ発動機 「第26回実装プロセステクノロジー展(JISSO PROTEC)」 出展情報

会期       |2025年6月4日(水)~ 6月6日(金) 10:00 – 17:00
会場       |東京ビッグサイト東展示棟
出展場所|第5ホール 5A-15
出展テーマ|Perfect Fit Automation
案内状URL|https://www.yamaha-motor.co.jp/smt/exhibition/jisso26/
企業URL    |https://www.yamaha-motor.co.jp/smt

 

【本件に関するお問い合わせ先】

株式会社図研
コーポレートマーケティング室
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