図研、四国電力送配電の「E3.series」有効性検証事例を公開

2026/09/03 配信

約250か所の変電所運用を支える更新工事DXを推進

株式会社図研(代表取締役社長:勝部迅也、以下、図研)は、四国電力送配電株式会社(以下、四国電力送配電)における電装設計システム「E3.series」の有効性検証事例を公開したことを発表します。
四国電力送配電では、変電所更新工事DXに向けて2024年から2年間にわたり、図研の電装設計システム「E3.series」を用いたPoC(概念実証)を実施し、既存図面資産を生かしたデジタル移行の実現性を確認しました。

四国4県の電力安定供給を担う四国電力送配電は、約250か所の変電所を運用しています。変電所設備の多くが更新時期を迎える中、設備更新工事とそれに伴う業務量が増加しており、限られた人員で効率的に対応することが求められていました。こうした課題に対し、変電所設備の更新工事に伴う設計・図面業務の効率化に向け、図研の電装設計システム「E3.series」を用いたPoCを実施しました。その結果、接続情報を保持したまま既存図面をデジタル化する現実的な移行方法のフィジビリティ(実現性)を確認するとともに、図面間の整合性維持や図面品質向上に向けた有効性を確認しました。

■ E3.seriesの選定理由

  • 接続情報を活用した図面管理機能
    E3.seriesは、接続情報を保持した状態で図面を管理でき、一つの図面の修正内容を関連図面へ反映できます。こうした図面間の整合性維持機能が、図面更新業務の効率化につながると期待されました。
  • 既存の図面資産の効率的なデジタル移行
    設計図面コンバータ※により、膨大な既存図面をE3.seriesで活用できるデータへ効率的に変換する道筋が示されました。

※設計図面コンバータ:既存の設計図面から各種リストや国際標準フォーマットに準拠したデータを出力し、E3.seriesなどで活用できるデータへ変換するアプリケーション

■ PoCの成果

四国電力送配電では、2年間のPoCの結果、膨大な既存図面資産の接続情報を保持したままデジタル化する移行方法のフィジビリティ(実現性)を確認しています。また、変電所のケーブル接続情報の一元管理による図面間の整合性維持や、不整合の自動検知による図面品質チェックの自動化・効率化の可能性についても確認しています。
四国電力送配電株式会社 送変電部 変電グループ 副リーダー 西川 将司 氏は、次のように述べています(コメント一部抜粋)。
「E3.seriesの核心である接続情報を維持し、複数の図面間の更新を自動で行う機能を検証しました。その結果、『手作業で工数のかかっていたマンパワーをE3.seriesで補えるかもしれない』という感触を得ました。また、手作業では気付けなかった図面の不整合も自動で検知できるようになり、図面品質の向上につながるのではないかと感じています」

四国電力送配電は、2年間のPoCを通じてE3.seriesの有効性を確認し、本導入に向けた取り組みを進めています。今後は、E3.seriesを活用して四国4県で異なる図面の標準化を進めるとともに、変電所更新工事業務のさらなる効率化を目指しています。

図研は、今後も電装設計システムや関連ソリューションを通じて、電力業界をはじめとする社会インフラ分野の設計業務高度化とDX推進を支援してまいります。

■ 詳細は導入事例に掲載

四国電力送配電の導入事例では、「E3.series」導入検討の背景やPoCの内容、確認できた効果、今後の展望について詳しく紹介しています。
四国電力送配電株式会社 E3.series導入事例ダウンロードは、 こちら

 

【本件に関するお問い合わせ先】

株式会社図研
コーポレートマーケティング室
電話:045-942-1511(代表)
フォームでのお問い合わせは こちらから