vol.25のテーマは「自動車産業のパラダイムシフトと設計環境の革新」です。アルプス電気とアルパインの経営統合によって誕生したアルプスアルパインの挑戦「Action50」や、ドイツ・コンチネンタル社による世界規模の設計環境再構築(Re-Architecture)を特集。CASE時代の到来に伴い高度化・複雑化する電子設計において、いかにリソースを最適化し、次世代の「移動価値」を創造すべきか。図研の最新ソリューション「E3.infinite」の紹介も含め、製造業の未来を牽引するための戦略を提示します。
【巻頭インタビュー】
- タイトル:「新しい役割の設計者が 未来を牽引する」
―組織・プロセス・設計者の進化で勝ち抜く アルプスアルパインのチャレンジ - 登場人物:アルプスアルパイン株式会社 磯井 友行 氏(第2品質本部 副本部長)、伊佐 達夫 氏(技術管理部 室長)、三浦 儀彦 氏(アルパインカンパニー技術本部 回路技術部 マネージャー)
- 記事ハイライト:経営統合を機に、開発効率を向上させ既存領域のリソースを50%削減し、先行開発へシフトする「Action50」プロジェクトを詳述。設計情報を「回路ブロック」としてIP化・データベース管理することで、人依存の設計から脱却し、設計者が自ら顧客ニーズを形にする「提案型」へと進化する組織変革の軌跡を語ります。
【Feature Article:特別寄稿】
- タイトル:自動運転、無事故に向け クルマの電子設計はさらに高度に
- 執筆者:技術ジャーナリスト 津田 建二 氏
- 記事ハイライト:自動車の死亡事故の95%がドライバーの不注意に起因するという現状から、ADASや自動運転の普及に伴う電子制御の高度化を解説。1,000倍の通信速度を誇る車載イーサネット(100Mbps/1Gbps)の採用やC-V2X、さらにデータセンター並みのセキュリティが求められる回路設計など、電子設計者に課せられる新たな技術課題を提示します。
【Challenge “To Be”への挑戦】
- タイトル:これぞコンチ流、未来を見据えた「設計環境の設計」だ!
―Zuken Innovation World 2018でのContinental社の発表を振り返る― - 登場人物:Continental Automotive GmbH Gerd Oelschlegel 氏(Head of ECAD Tools and Methods)、Gerhard Hietel 氏(Lead of ECAD Framework Development)
- 記事ハイライト:世界中に2,200名のEE設計者と500名のPCB設計者を抱えるコンチネンタル社が、煩雑なアドオンやカスタム機能を排し、図研のネイティブ機能へと移行する「Re-Architecture」プロジェクトを解説。量産終了後10〜20年以上にわたるスペアパーツ供給への対応など、自動車産業特有の長期メンテナンスと品質を担保するための設計インフラ最適化手法を明かします。
【ビジネス新潮流】
- タイトル:次世代型賃貸サービス「OYO LIFE」が提案する日本の“住まい”の新しい形とは
- 執筆者:OYO TECHNOLOGY&HOSPITALITY JAPAN 株式会社 CEO 勝瀬 博則 氏
- 記事ハイライト:市場規模約12兆円といわれる日本の賃貸市場にITで参入したインド発ベンチャーの戦略を特集。敷金・礼金・仲介手数料無料、スマホ一つで最短翌日入居可能なサービスを展開し、50社以上のパートナー企業と連携したサブスクリプションサービス「OYO PASSPORT」を通じて、所有からシェアへと変わる新たなライフスタイルを提示します。
【MONOism】
- タイトル:職人の魂が込められた 型と技が生み出す 一生ものの東京洋傘
- 職人:小宮商店 3代目 小宮 宏之 氏
- 記事ハイライト:明治時代から続く技法を守り、21もの工程を全て手作業で行う「東京洋傘」の職人技を紹介。10名の職人がそれぞれ自ら削り出す「木製の型」が傘の美しいフォルムを決めます。安価なビニール傘の普及による危機を乗り越え、2018年に東京都伝統工芸品への認定を果たすなど、伝統と品質を現代に繋ぐ老舗の挑戦を追います。
【発行】2019年10月
※各記事の掲載内容は冊子発行時の情報となります。
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