図研、電子・電気設計支援ソリューションの新体系を発表

2017/10/16 配信

図研は、2004年に発表以来、エレクトロニクス設計領域の設計支援ソリューションとして圧倒的な実績を誇る「DS-2」をベースとして、電気制御・ワイヤハーネス設計データおよびワークフローの管理を可能にする新製品「DS-E3」を2017年10月下旬より日本市場で販売開始します。同時にCR-5000シリーズ、CR-8000シリーズのみならず、他社製EDAも混在する電子設計環境での設計支援にも対応することにより、「DS-2」は、図研の電子・電気設計支援のプラットフォームとして進化し、その適用範囲を大幅に拡張いたしました。

昨今、多くの先進的な製造業は、急速に普及しつつあるIoTの技術を活用して設計から製造、販売・保守まで製品のライフサイクル全般にわたって最適化し、それによりクローバル市場での競争力を高めることを目指し始めています。ほぼすべての産業において電気・電子設計が製品価値の主要な要素となりつつある現在、製品ライフサイクルマネジメントにおいてその設計プロセスをシームレスによりきめ細かく管理していくことが、IoTのメリットを活かす上で必須の課題です。しかし、従来のエンタープライズIT環境(ERP、PLM)は、電気・電子設計プロセスに最適とは言えず、多くのユーザーが不満を抱えています。このような状況をふまえ図研では、今回の「DS-2」プラットフォームによる対象領域の拡張と、エンタープライズIT環境とのよりスムースな連携を行ってまいります。

「DS-E3」は図研の電気制御ケーブル設計CADであるE3.series専用のDSソリューションとして、設計の仕掛り中でも、シート単位やハーネス単位など、設計データの内部構造を考慮した品目管理や、品目と部品ライブラリの関連付け管理、設計データのモジュール化と流用設計、データ共有の管理などを効率的に行うことができます。さらには、仕向け地別などのバリアントやオプション等のマスターデータ管理も可能となり、電気制御・ワイヤハーネス設計でもますます重要なグローバル製品展開における短納期化を強力にサポートします。また、電子・電気設計データの共通管理プラットフォームである「DS-2」を通じて、CADデータとPLMシステムとを密に連携させ、メカ設計などの他部門とのデータ授受プロセスの管理にも威力を発揮します。

電気・電子の設計・製造プロセスを包括的にマネジメントすることを可能にするプラットフォームへとしての「DS-2」の新たな体系と、構成する各アプリケーションについては、来る10月19日・20日に開催されるイベント Zuken Innovation World 2017 Yokohama で詳細を発表します。また、同イベントでは、欧米市場で先行販売された「DS-E3」をドイツABB社が導入した事例発表も併せて行う予定です。

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