図研、DMS展でBOMソリューションのERP連携ロードマップを発表

2011/05/31 配信

株式会社図研(以下、図研)は、東洋ビジネスエンジニアリング株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長 石田壽典、以下B-EN-G)と、製造業の開発・設計プロセスと調達・生産プロセスの高度な連携を実現していくことを目的として、図研のPLMソリューションである「PreSight」とB-EN-Gの「MCFrame」との連携強化に取り組んでいくことを合意いたしました。

「MCFrame」は、1996年の発売以来国内で260社を超える製造業に採用され高い評価を得ている基幹業務パッケージで、生産管理・原価管理・販売管理の各アプリケーションから構成されています。
 
設計部門が作成するBOM(注1)は、その後工程である調達・生産プロセスを実行するためのERP(注2)の元データとなりますが、従来のBOMによる情報の伝達は一方通行であり、後工程で付加される調達や製造にかかわる様々な情報を、BOMを通して新たな設計に活用していくことは困難でした。両社は、「MCFrame」が管理する購買品の実際コストや、加工費・組立費、製造リードタイム、在庫情報など様々な情報と「PreSight」がもつ設計情報を出図前の段階から高度に連携させていくことによりコスト、品質、納期の点で大きなメリットを顧客にもたらすと考えています。これによりたとえば設計部門においては、精度の高い原価企画や調達・製造シミュレーションが可能になり、また生産管理部門では出図前の段階でも設計進捗や出図予定をモニターすることによりタイムリーな生産準備を実現できます。
 
この両システムの高度な連携は、「PreSight」がBOMを従来の設計完了段階で作成される資材明細票の位置付けにとどめず、設計上流段階から開発支援ITとして活用するというD-BOM(デザインBOM)コンセプトにもとづいていたBOMソリューションであることにより可能になります。
 
詳細については、来る6月22日(水)から24日(金)に東京ビッグサイトで開催される第22回設計・製造ソリューション展(DMS展)、図研ブース(東2ホール、小間番号14-31)において発表いたします。
 
 
(注1) BOM:Bill of Materials
(注2) ERP:Enterprise Resource Planning
 
【東洋ビジネスエンジニアリング株式会社について】
東洋ビジネスエンジニアリング(B-EN-G)はIT企画、BPR実施のビジネスコンサルティング、IT導入コンサルティングから、システム構築サービス、運用サービスにわたり、ERPを中心に豊富な実績を有するビジネスエンジニアリング企業です。またERPをベースとしたSCM、CRM導入支援ならびに中国、タイを初めとしたグローバル展開支援での実績を積み重ねています。
詳しくは、下記をご参照ください。
http://www.to-be.co.jp/
 
 
【本件に関するお問合せ先】
株式会社図研 コーポレート・コミュニケーション室
TEL:045-942-1511(代)
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