CHAPTER 01図研の存在意義世界中のモノづくりを、
極限まで効率化する
コンピューター技術でモノづくりを極限まで効率化する。それが、わたしたち図研がお客様に提供している根源的な価値です。
電子機器や自動車など身の回りにあるモノはすべて、わたしたちの日々の暮らしに不可欠になっています。IT化やデジタル化がどれだけ進んでも、人が生きる上でモノが必要であるということは決して変わることはありません。
それら、必要不可欠なモノの製造を担うお客様の「良い製品を効率的につくりたい」というニーズに応え、最適なソリューションを提案し、効果を導き出すところまでやり遂げる。このような取り組みでお客様を支え、豊かで便利な社会の実現に貢献することが図研の存在意義です。
図研は1976年に創業し、国内初のプリント基板設計用CADシステムを開発しました。当時は、モノづくりを効率化する最先端のシステムがCADだったからです。その後、モノづくりの進化に伴いCAD以外のシステムも必要となったため、さまざまな製品を開発し事業を拡大してきました。
そして今、新たに取り組んでいるのが、モノづくりの構想段階からのデジタル化対応です。アメリカでは航空・宇宙分野など、複数の技術と機能が複雑に絡み合う大規模システムでは、MBSE(Model-Based Systems Engineering)という次世代の開発手法が導入されています。わたしたちは今、この手法をあらゆるモノづくりで利用できる仕組みづくりを進めています。
これにより、モノづくりの構想から企画、さらに設計・検証、そして製造指示までの一連のプロセスを大幅に効率化することができます。このようなチャレンジをしている企業は、図研をおいて他にはありません。わたしたちは今後もお客様のニーズに応え、ともに成長していこうと考えています。
CHAPTER 02挑戦する企業文化「混沌とした中を行け」。
失敗を恐れず、
新しい道を切り開く
なぜ、このようなチャレンジに図研だけが取り組めるのでしょうか。それは、わたしたちが世界中のモノづくり企業のソリューションパートナーを務めているからです。
モノづくりは、エレクトロニクス化によって大きく変化しました。椅子やベッドのような家具も電装化が進み、電気製品になりました。自動車も以前は機械製品でしたが、今は電子部品の集合体です。図研の製品はエレクトロニクス設計の効率化に不可欠なことから、お客様が一気に拡大し、モノづくりの心臓部に数々のソリューションを提供しました。この成果が信頼を生み、「次の目標」に向けた相談が寄せられるようになり、新たな課題にチャレンジできる環境を手にしたのです。
そして、この環境を最大限に生かすことができた要因が、磐石な財務体質と企業文化でした。強固な基盤があればこそ、失敗を恐れず、積極的にチャレンジができます。
私が管理部門で業務を行っていた頃も、このような環境の中で株式上場などのプロジェクトに全力で取り組むことができました。教科書で学んだことしかなかった業務に挑み、自ら一つひとつ実現させることが面白く、毎日会社へ行くことが楽しみでした。
当時言われたことで、印象に残っているのが「混沌とした中を行け」という言葉です。図研は常に業界初にチャレンジするので、前例がない仕事を行うことになります。試行錯誤を重ね、自分達で新しい道を切り開きながら進んできました。
今や図研は当時よりもずっと大きく成長しましたが、このチャレンジ精神は継続して持ち続けています。一方で、製造業は100年に一度とも言われる大きな転換期にあり、まさに混沌の時代を迎えています。豊富な経験と盤石な基盤を持つ図研が、モノづくりの未来に果たせる役割は計り知れません。
CHAPTER 03図研が求める人材モノづくりの未来と
社会の
発展に
貢献したい人
わたしたちが求めている人材は、「モノづくりへの興味とチャレンジ精神がある人」です。そのような人なら図研の仕事は楽しく、絶えず成長しながら活躍の機会を得ることができるでしょう。
MBSEなどの新しい技術領域においてはキャリアによる大きな差はなく、若手が世界一のエンジニアになれる可能性もあります。実際、日本人の若手社員がアメリカやイギリスにいる業界のリーダーやスペシャリストと研究開発に取り組んでいます。このようなチャンスに、ぜひ手をあげてチャレンジしてほしいと思います。
わたしたちがソリューションを提供するお客様は、世界的に業界を代表する企業が中心。巨大なグローバル企業のモノづくりを劇的に効率化し、画期的な変化をもたらすダイナミズムを体感できることは、図研で働く醍醐味です。「モノづくりの未来に寄与し、社会の発展に貢献したい」と考える人との出会いを、心から楽しみにしています。