Talk Session女性社員座談会

  • 建部

    2016年入社

    生命医科学部
    医情報学科卒業

    構想設計を支援するCR-8000 System Plannerの開発業務を担当。2021年5月からは新製品の開発リーダーとして、製品の仕様検討および開発を行う。

  • 添田

    2012年入社

    理学研究科
    数学専攻修了

    基板設計を支援するCR-8000 Design Force、Components Editorにおいて、コマンド開発などの開発業務に携わる。産前・産後休暇、育児休業を経て時短勤務を利用中。

  • 坂藤

    2007年入社

    理工学部
    建築学科卒業

    総務部門にて株式法務関連の業務を担当後、2020年4月より課長となる。2016年~2017年に産前・産後休暇、育児休業を取得。

  • 赤尾

    2013年入社

    文学部
    社会情報学科卒業

    人事労務担当として給与計算や人事制度の設計・運用、社員の健康管理、駐在員のサポートなどを担当する。

  • 登場する社員は仮名表記です。

THEME 1
入社理由・職場の雰囲気

技術を丁寧に
教えてくれるのが、
図研のカルチャー

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入社を決めた理由について教えてください。

理系科目が得意だったこともあり、技術系の企業を中心に就職活動をしていました。いくつか企業を受けたのですが、図研が一番丁寧な対応をしてくれると感じたんです。特に面接では、時間をかけて質問を重ねている印象がありました。これだけじっくりと人を見てくれるなら、入社後も丁寧な指導のもとで技術を身につけられるのではと思い、入社を決めました。

私も社員の方との会話が決め手になりました。その中で、図研の製品やユーザーについて伺ったとき、日本だけではなく世界中の企業で図研の設計ツールが使われていることを知りました。幅広い分野でモノづくりに貢献できる点に魅力を感じて、開発の仕事をしたいと思いました。

私は中途入社ですが、最初は派遣社員として図研に来ました。初めて担当する業務も多かったのですが、先輩たちからの指導もあり、少しずつ自信が持てるようになりました。そんなタイミングで「正社員になりませんか」と声をかけていただいたんです。やりがいも感じていたので、ここで総務の仕事を突き詰めてみたいと思い、入社に至りました。

私も同じく中途入社です。近所に住んでいるので、図研は地元の方から知名度が高く、経営状態が良いということも耳にしていました。前職で人事の仕事をしていたところ、図研で人事部門の募集があったため、評判が良い地元の会社で働きたいと思い入社しました。実際に働いてみて「きちんとした社員の方が多いな」と感じることが多く、雰囲気も良くて評判通り良い会社だと思いましたね。

図研で働いている方の雰囲気は良いですよね。私がいる部署は落ち着いた方が多く、普段は皆仕事に集中していて静かなんです。でも質問をすれば手を止めて丁寧に答えてくれますし、皆さん本当に優しいですよ。

入社前はこわい人がいたら嫌だなと思っていましたが(笑)、配属先では女性の先輩方がいつも明るくて親切で、安心しました。私はベテラン社員の方と仕事をする機会も多いのですが、高い技術を持ったスペシャリストの方々もきちんと指導をしてくださいます。就職活動で感じた「丁寧に指導してもらえそう」という印象は、その通りだったと感じています。

THEME 2
働く環境

個々の強みを生かせる場で
若手に仕事が任される

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添田さんや建部さんの仕事内容や働く環境について聞かせてください。

チームや業務にもよると思いますが、私の場合は担当する開発対象については、機能の設計からプログラミングや検査まで一貫して自分が中心となって進めています。一部の工程だけを任されるのではなく、モノづくりの最初から最後まで責任を持って取り組めるのは、私には合っていて仕事がしやすいと感じる点です。

現在は新製品の開発リーダーという立場で仕事をしています。製品仕様の検討や開発プロジェクトのマネジメントを任されているので、自分で手を動かすよりも関係者への依頼や調整といった業務が中心となっています。これから本格的に立ち上がる分野の製品なので、試行錯誤もありますが取り組みがいのある仕事です。

開発の仕事は一般的に「理系・男性」が多いイメージもありますが。

図研を含め、モノづくり業界では男性エンジニアのほうが多いイメージがあります。でも、ユーザーに喜んでもらうために「この機能が必要だろう」「こうすれば使いやすいはず」とアイデアを形にするうえでは、性別による差はないと感じています。

私は経験豊富なエンジニアの方々と議論をする機会が日常的にあり、知識や技術力の面で自分より優れた方々に頼る場面が多くあります。多くの人が関わる製品開発プロジェクトで感じるのは、メンバーそれぞれの強みを発揮して弱みを補完しあうことで良いものが生まれるということです。入社する前は出身学部や性別を気にする方もいるかもしれませんが、入社してみると気にならないと思いますよ。

私は学生時代のプログラミング経験が大学の授業で少し触れた程度で、ほぼ未経験で入社したので最初は不安に思っていました。同期や後輩を見ても入社前に同じような不安を持っているメンバーは多いように感じます。でも入社してみると先輩から丁寧に教えてもらえますし、若いうちから機能開発の主担当として実戦経験を積むことで不安は無くなりましたね。

図研は若手にも仕事を任せてくれる一方で、求められるレベルは高いですよね。私は学生時代はプログラミングの経験はあると思っていましたが、入社後は周囲の技術の高さに圧倒されてしまって。「ついていかなくては」と、専門書をたくさん買って、がむしゃらに勉強していました。ところが、それからしばらくして上司から「そんなにプログラミングばかり突き詰めなくてもいいんじゃない?」と言われて。

プログラミングだけが開発の仕事ではないよ、ということですかね?

まさにそうです。仕様を考える、正確な検査をする、スケジュールを管理するなど、それぞれに得意な分野があるのだから、全てが完璧にできなくてもいいと。そこから肩の力を抜いて、自分の強みを意識しながら開発の仕事に取り組めるようになったと思います。

THEME 3
サポート制度

制度整備に奔走。コロナ禍で
発揮された「図研らしさ」

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坂藤さんや赤尾さんの仕事内容や働く環境について聞かせてください。

今は管理職として総務部門の業務全体に関わっていますが、株式法務関係の業務を担当していた頃は、毎年法令が変わったりして学ぶことが多く、常に最新情報を把握するのはなかなか大変でした。でも、重要な仕事を任せてもらえているので、前向きに取り組める環境だと感じていました。

人事部門でもそうなのですが、いろいろとチャレンジの機会を与えてくれる環境ですよね。私も給与計算、人事制度の設計・運用、社員の健康管理、海外駐在員のサポートなど、幅広い業務に携わっています。

社員をサポートしてくれる各種制度はとても充実していると感じていて、私も育児休業や時短勤務を活用させてもらいました。

そうした制度は作るだけではダメで、使いやすい環境があって初めて有効に活用されるものだと考えていますが、例えば坂藤さんが復職されるときはどうでしたか?

生活とのバランスを考えると、1時間の時短勤務なら働けるかなと思ったので、その旨を上司と相談しました。仕事の配分なども含めて調整してもらえたので、スムーズに仕事に復帰できました。コロナ禍では保育園が休園になってしまい困りましたが、急遽リモートワークに切り替えて、なんとか乗りきれました。リモートワーク制度が早くから整備されていたので、利用者として大変助かりました。

これまでは制度を作るときは丁寧に時間を掛けて検討してきたので、この時ほど早い展開でいろいろな制度を整備したことはなかったのではないかと思います。走りながら考えているような状況でした。

非常事態でしたからね。ただ、必要なことに対しては、やると決めたらすぐに動く組織なのだと改めて思いました。コロナ禍で初めて設けられたリモートワーク制度も、その有用性を認めて恒久化することになりましたから。図研はこれからも、世の中の変化には柔軟に対応していけると思います。

THEME 4
仕事と育児の両立

在宅勤務や時短勤務で、
誰もが働きやすい環境を

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仕事と育児の両立について教えてください。

産前・産後休暇や育児休業、時短勤務など、制度については他社に比べても遜色のないものになっていると思います。従来は子どもの年齢が3歳までとしていた時短勤務を、小学3年生の就学修了時まで延長できるようにしました。

私は産前・産後休暇と育児休業を取得して、今は時短勤務とリモートワークを組み合わせて働いています。保育園で子どもが熱を出しても、上司にチャットかメールで一報を入れればすぐに駆けつけられるので、リモートワーク制度にもだいぶ助けられています。

私も産前・産後休暇と育児休業、時短勤務を活用していました。制度を利用しやすい環境だったので助かりましたね。管理職になって業務量などを調整する側に立つと、このような制度を活用するためには「この人が休んだら仕事がストップしてしまう」ということが起きないような環境づくりも必要だと思いました。

その点では、自分一人で仕事を抱えないように気をつけています。仕様書やコードはメンバーで共有できるところに保存しておき、チーム内で小まめに進捗を確認しています。「自分の仕事を必ず誰かが見ている」という状態を保つようにしていますね。自宅で仕事をしていると一人で進めがちになるからこそ、そこは常に意識しています。

育児だけでなく、病気や介護などで休まないといけない方もいますよね。男女関係なくすべての社員にとって、柔軟な働き方ができる制度を使えるのはありがたいと思います。各チームで互いにフォローし合える仕組みを工夫すれば、もっと多様な働き方ができそうな気がしています。

女性がライフイベントを経ながらキャリアを発展させていける環境を整えることは、人事部門でもひとつの大きなテーマになっています。時短勤務の延長も、その思いから生まれたものです。引き続き、制度をブラッシュアップできればと考えています。

THEME 5
今後の目標

それぞれのステージで、
今の自分にできることを

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今後の目標や、キャリアのビジョンについて教えてください。

新製品の開発リーダーとして、製品を無事にリリースさせるのが当面の目標です。と言っても、まだチームは立ち上がったばかりでメンバーも数人ですが、今後、組織として大きく発展できるように頑張りたいですね。そのためにも、お客様が求めるものをしっかり把握し、これからのスタンダードとして必要とされる製品に育てて行きたいです。

育児休業から復帰して1年が経ち、ようやく以前の感覚を取り戻してきました。同期の活躍が刺激になっているので、自分も活躍して大きな成果を出したいと思っています。まだ時短勤務ということもあり、なかなか全力で仕事をするのは難しいですが、焦らずに一つひとつユーザーに喜ばれる機能を開発していけたらと思います。

コロナ禍をきっかけに、総務部門として仕事の内容が大きく変わったと感じます。ペーパーレス化の推進や、施設管理の在り方の再検討など、対応しなければならないことも増えました。世の中が大きく変化するなか、どれだけのことができるのか不安はありますが、挑戦心を持ってより良い職場環境を作りたいと思います。

働き方改革やリモートワークなどで働き方が大きく変化している昨今において、 人事には柔軟な発想や対応が求められると考えています。そのような中で人事のスペシャリストとして専門性を磨いていき、社員の皆さんが充実して働けるような環境を整えていきたいと思っています。