Club-Z機能解説：SP編

2011.10.27

3次元CAD特有の専門的な操作を無くし、2次元環境と統一された操作によるスペースプランニング。物理オブジェクト間の信号接続情報を参照しながら、インターコネクトの最適な経路検討が可能です。様々な3CADや解析ツールと連携したエレキ／メカのコラボレーション環境を実現しました。

■空間を考慮したフロアプランニング
2.5次元環境（Physical Visionary）だけでは分からなかった筺体内の基板やコネクタ部品などの空間配置検討が行えます。信号接続情報をラッツ表示し、インターコネクト経路の検討を同時に行え、電気的な視点でスペースプランニングが行えます。

■断面表示
複雑に組み合わさった製品モデルとの断面を確認できます。複数基板の組み合わせや、筺体と電気部品との位置関係などを直接確認できるため、物理オブジェクト間の無駄なスペースを無くすことができます。

■ものさし機能
指定した物理オブジェクト間の距離を測定できます。数値指定することで距離の編集が行え、精度の高い配置検討が行えます。断面表示機能と合わせて利用することで、製品内部の距離測定／編集が行えます。

■電気部品形状の詳細化
電気部品やコネクタ部品の形状を詳細な形状に置き換えられます。事前に準備しておいた3次元形状を利用するだけでなく、部品ライブラリ情報から自動で詳細な形状を作り出すこともできるため、より詳細なスペースプランニングが行えます。

■構想設計段階でのメカ連携
メカデータを活用したスペースプランニングを行えます。STEPやPro/E、CATIA V5などのメカデータと連携できます。構想設計においてエレキ／メカが協調し、様々な視点からトレードオフすることが可能です。

■解析ツールとの連携
各種解析ツールと連携したスペースプランニングが行えます。各物理オブジェクトの3次元形状と属性情報の受け渡しや、解析結果の確認などが行えます。様々な解析ツールと連携した設計プラットフォームとして利用可能です。