Club-Z機能解説:BD編

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更新日 2016-01-20 | 作成日 2007-12-03

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図研ベテランSEによる
知って得する機能解説 -BD編-

2008.11.27

パラメータファイル/差分解析テンプレートファイル作成について

変更差分解析ツールの実行においては、以下の3つのファイルを事前に用意する必要があります。パラメータ作成を実行する為に、どの層のどのオブジェクトに対して差分が発生した場合に、どのチェックを実行するのか?を整理する必要があります。

< 事前準備が必要なファイル >

  1. 差分抽出パラメータファイル( 任意名称、拡張子 .bdp )
  2. 差分解析パラメータファイル( 任意名称、拡張子 .prm )
  3. 差分解析バッチテンプレートファイル( 任意名称、拡張子 .template )

パラメータファイルのフォーマットの詳細につきましては、CR-5000/Board Designer オンラインヘルプ 「バッチプログラム」の「設計変更・設計支援」⇒「差分抽出」もしくは「差分解析」のパラメータファイルの項目の内容をご覧下さい。

差分解析パラメータファイルは以下のサンプルファイルを参考に作成してください。
 $ZPLSROOT/etc/bdfana_sample.prm

差分解析テンプレートファイルは以下のサンプルファイルを参考に作成してください。
 $ZPLSROOT/etc/bdfana_sample.template


環境設定について

board.rsc及び環境変数を設定する事により、変更差分解析ツールの初期値等を設定可能です。

1. board.rsc

以下の4項目の設定が可能です。

  • キーワード:boardDiffAnalyzeFileCreate
  •    値  :ON / OFF
  • 本設定をONにする事で、CR-5000/Board Designerの基板ファイル起動時に、自動的に変更差分解析ファイルを生成します。 また、変更差分解析ツールの起動時に、「編集前基板ファイル」の項目に生成したファイル名が自動的に設定されます。


  • キーワード:boardDiffAnalyzeFilePrefix
  •    値  :任意名称(1~10文字)
  • boardDiffAnalyzeFileCreateがONの場合に有効です。 基板ファイルのフォルダ階層に「ファイル名+値」 の名称のフォルダと変更差分解析ファイルを生成します。

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  • キーワード:boardDiffAnalyzeFileUpdate
  •    値  :ON / OFF
  • boardDiffAnalyzeFileCreateがONの場合に有効です。 変更差分解析ツールの実行時に、変更差分解析ファイルを更新するかどうかを指定します。 ダイアログ側でも選択可能です。

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  • キーワード:boardDiffAnalyzeFileDelete
  •    値  :ON / OFF
  • boardDiffAnalyzeFileCreateがONの場合に有効です。 変更差分解析ツールの実行時に、変更差分解析ファイルを更新するかどうかを指定します。 ダイアログ側でも選択可能です。

2. 環境変数

以下の2項目の設定が可能です。 変更差分解析ツール実行時のデフォルトファイルを定義できます。

  • 変数名 ZBDFANA_PARAMETER_FILE
  • 変数値 差分解析パラメータファイルパス
  • 変数名 ZBDFANA_TEMPLATE_FILE
  • 変数値 差分解析バッチテンプレートファイルパス

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いかがでしたでしょうか?
本機能を是非ご活用いただき、チェック業務や付帯業務の効率化にお役立て下さい。



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