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図研ベテランSEによる
知って得する機能解説 -BD編-
2008.11.27
変更差分解析ツール
設計作業がある程度進捗した段階で、変更差分解析ツールを使用し、チェックを実行する為のコマンドログファイルと、外部プログラム実行用のバッチプログラムを生成します。
「配置/配線」 もしくは 「アートワーク」モジュールのメニュー 「チェック」 ⇒ 「変更差分解析…」を選択し、 起動した「変更差分解析ツール」から解析処理を実行します。 最初に、変更差分解析ツールの入力ファイルの項目に設定を行ないます。
次に、ダイアログ左下部の「差分抽出解析実行」を選択すると、以下のダイアログが表示されます。 ここで「はい」を選択すると差分抽出/解析処理が実行されます。
実行時には基板ファイルが一旦保存終了され、処理後に再起動されます。
差分抽出解析実行後に 「チェック項目一覧表示」 を選択すると、差分解析パラメータファイル/差分解析バッチテンプレートファイルで定義した内容から実行が必要と判定されたチェック項目やバッチプログラムの内容が一覧でリストアップされます。
続いて 「チェックログ実行」 を選択すると、コマンドログに定義されたチェック処理等を実行します。 処理が完了すると以下のダイアログが表示されます。
バッチファイルが作成されている場合は、基板ファイルを終了し、生成されたバッチファイルを実行します。 変更差分解析ツールの基本操作は、以上のような内容になります。
最後に、本ツールの利用前に用意しておくパラメータファイル等の作成と便利な設定についてご紹介します。