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図研ベテランSEによる
知って得する機能解説 -BD編-
2007.08.30
「差動信号をチェックする」
エレクトリカルネット単位(ダンピング抵抗などを挟んだソースからロードまで)で配線長をチェックし、ポジ信号とネガ信号の長さを比較します。さらにその差分が許容値内に収まっているかどうかも判定します。
図6:差動信号の等長チェック
また、差動ペア同士や、電源グランド、その他一般信号とのクリアランスもチェックすることが可能です。(図7)
いかがでしたか?一本一本配線して、そして線分毎に長さを測って・・・という従来の方法から比べると、飛躍的に効率があがるのでは ? と思います。
最新リビジョン (Rev10.0) にアップをして、ぜひこれらの機能を活用してみてください。
今回は、CR-5000/Board Designerの機能に絞って説明しましたが、回路図CADやCR-5000/Lightning との組み合わせでは、より簡単に制約条件の設定を行うことができ、さらに高度な電気的制約を考慮した設計が可能となります。これらについては、また別の機会にお伝えしたいと思います。
Rev11以降についても、まだまだ機能拡充をしていきます。
どうぞ、ご期待ください。
関連ツール:CR-5000/Board Designer
関連ツール:CR-5000/Lightning
関連サービス:高速ボード設計支援サービス