グローバル化は設計・製造の仕組みを見直すチャンス
第18回:作業要素の進捗分析で過去も未来も見える
株式会社RDPi 代表取締役 石橋 良造
皆さん、あけましておめでとうございます。
すでにお正月のことは遠い昔のことになっているかと思いますが、今年もどうぞお付き合いください。
さて、前回はソフトウェア開発の作業成果物メトリクスについて解説しました。進捗管理のための基本メトリクスセットのひとつですが、進捗管理のためにデータを蓄積することが基準モデルを改良することになり、それが見積もり精度を上がることにもつながるとお話ししました。
今回は、基本メトリクスセットの作業要素(タスク)メトリクスについて解説したいと思います。作業要素というは計画している開発作業の一つひとつのことです。進捗会議などでは、スケジュール上で矢印で表現された作業要素について遅れているかどうかを一つひとつ確認していると思います。作業要素メトリクスでは、作業要素の一つひとつが遅れた/遅れてないという見方ではなく、どのサブチームが遅れているか、そして、その遅れの度合いや今後の影響を把握することができます。それでは今週もおつきあいください。
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