IBIS編

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更新日 2016-01-20 | 作成日 2007-12-03

SIシミュレーションナレッジ


コラム7<IBISモデルの差動ピン定義>

2009.06.23

差動伝送機能を持つICのIBISモデルには、キーワード[Diff Pin]が記載されています。このキーワードは差動ピンペアとなる2つのピン番号、スレッショルド電圧、IC内部での遅延時間(Typ/Min/Max)が記述できるようになっています。


ibis_7_1.JPG




差動伝送方式では、差動ピンペアの電位差によって信号が“1”なのか“0”なのかが判別されます。
そのため差動シミュレーションでは、2つの配線に反転した信号(片方の配線が“1”の状態のとき他方は“0”)を入力し、シミュレーションを行います。
IBISモデルにキーワード[Diff Pin]が記載されていれば、シミュレーターはICのどのピンが差動ピンなのかが判別できるようになり、反転した信号を用いて差動シミュレーションが行えるようになります。

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