Products
図研ベテランSEによる
知って得する機能解説 -ライブラリ編-
2009.11.26
もうひとつCDBバックアップの応用編として、バッチプログラムをご紹介いたします。
ここでご紹介しますプログラムを利用すれば、前述のCDBバックアップコマンドに比べ、以下のような細かな指定が可能になります。
- 指定した日時以降に更新されたオブジェクトのみ出力する
- 現在の日時から指定した日数前の日時以降に更新されたオブジェクトのみを出力する
- 任意のユーザ属性を削除して出力する
また、上記以外にも
- 指定したオブジェクト名(パート名など)のみを出力対象とする
- 指定した出力対象オブジェクトが参照している下位のオブジェクトだけを選択して出力する
などの設定が可能で、バックアップ以外に他拠点へCDBを配信する際に、最小限の差分のみを抽出したい場合にご利用頂けます。
実行するプログラムは以下となります。
- パートライブラリ結合/分割プログラム 「prtcp」
- パッケージライブラリ結合/分割プログラム 「pkgcp」
- フットプリントライブラリ結合/分割プログラム 「ftpcp」
各プログラムの詳細はオンラインヘルプの中に「バッチプログラム」というドキュメントをご用意しておりますので、そちらでご確認いただけるかと思います。それでもご不明な場合は、弊社レスポンスセンターにお問い合わせ下さい。
今回、CDBのバックアップに関して2つのプログラムをご紹介いたしましたが、簡単、安全にCDBバックアップを実行するという目的であれば「CDBバックアップコマンド」を。現在バックアップのバッチファイルを作成されており、より詳細なバックアップの指定を望まれる場合は「結合/分割プログラム」のご利用をご検討いただければと思います。
また、弊社では肥大化したCADライブラリを一元管理するシステムとして【CDB+】という管理ツールもご提供しております。
CDB+では、部品のバージョン管理やスナップショット機能(任意時点のライブラリを保管)が用意されおりシステム内でライブラリのバックアップと復元をきめ細かく行う事が出来ます。
バックアップ機能以外にも、セキュリティの強化、ライブラリの配信をはじめ豊富な検索機能や複数種のCDBの管理を行うことも可能です。
ご興味のあるお客様は是非こちらもご覧下さい!
CADライブラリ管理を飛躍的に改善! その名も "CDB+"
いかがでしたでしょうか?導入時に構築したルールのまま長年CDBのバックアップを実行されているお客様は、一度、見直しをされてはいかがでしょうか?