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図研ベテランSEによる
知って得する機能解説 -ライブラリ編-
2008.06.19
「CADライブラリ管理を飛躍的に改善! その名も "CDB+"」
設計のベースとして重要な役割を果たす部品ライブラリ(CADライブラリ)。それが故に迅速な登録、正確な管理が求められます。これら管理業務の改善は直接の効果としては見えにくい所ですが、設計の品質や納期をも左右する重要なものであり、疎かにはできません。
今回は、CADライブラリの登録や管理を効率化することができる
CR-5000/CDB+をご紹介します。様々な課題を解決するべく、従来の管理機能をさらに強化 "Plus(+)"したモジュールになります。
CDB+の特長をご覧頂く前に、まずは普段CADライブラリを管理されている方々から弊社に寄せられる声(悩み)を幾つか集めてみました。
ライブラリに対するアクセスが制御できずセキュリティ面で心配!
ライブラリは登録以外にも承認や参照といった用途で複数人がアクセスすることが考えられます。セキュリティ面が脆弱だとデータ改ざんや情報漏えい、故意でなくても参照時に誤ってマスターデータを変えてしまうといったことも起りかねません。ベーシックな要求ですが最重要な項目の一つです。
台帳による管理はもう限界…。例えば、変更履歴。
お客様ではCADライブラリを変更した際の履歴を別の管理台帳などに記録することが多いようです。昨今は技術革新や環境規制の変化に伴うフットプリント形状の変更も頻発するため、これらの作業負荷も増加しています。また、せっかく作成した情報もCADライブラリと連携がない台帳管理では、いざ情報を探して活用する際や、データを復帰する際に手間がかかるといった問題もあります。
拠点間のライブラリ配信や合わせ込みが大変!
複数の拠点や部署で設計する場合、各拠点でどのようにライブラリを登録し管理するかが重要になります。一般的には一箇所で登録したライブラリを各拠点に配信することが多いようですが、最新のデータをタイムリーに届け、かつ正確に使用してもらうためには、それなりのご苦労も多いようです。
これらの課題は複雑化しており、もはや人手による運用だけでは解決が難しいものもあるかと思います。
以降より、これらに対してCDB+による解決方法をご紹介します。