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図研ベテランSEによる
知って得する機能解説 -等長・差動の制御編-
2010.05.24
「DDR2搭載回路」や「シリアルI/F」での設計ルールといえば、やはり「等長」と「差動」は外せません。
今までも、何度か紹介してきておりますが、Lightningが中心だった為、すぐに使えない方もいらっしゃったのではないでしょうか?
今回は【 CR-5000/System Designer・Board Designer, Design Gatewayでの実現方法】を公開します!
早速、以下の3点について試してみましょう。
①バス信号の各ビットの長さを揃える
②差動内の2つの信号(ポジ・ネガ)の長さを揃える
③差動信号をペアを維持しながら配線する
<等長処理の背景>
高速メモリーインタフェース安定動作のための配線設計テクニック【等長配線編】
【等長ルールの設定】
まず、「等長ルール」の設定です。
CR-5000/Board Designerは、Rev11以降で大幅に改善されています! ちょっとの時間で設定できるので起動して試してみて下さい。
詳細は、オンラインヘルプを参照ください。
- SD 「目的別の操作」>「属性を設定する」>「ピンペアグループを設定する」
- DG 「設計ツール別ヘルプ」>「デザインエディタ」>「ツールメニュー」>「ツール」>「Eネットブラウザ」>「ピンペアグループ新規作成 」
- BD 「設計条件編集」>「設計条件データベースの参照・編集」>「ネットオブジェクト」>「差動ペアルール」>「新規ピンペアグループ作成」
DGでは、以下ドキュメントにも詳細が記されています。
「Design Gateway操作ガイド」(Rev7版) > 第1章 回路説計 > 1-1-18 「ハイスピード設計の設定」 > スキュー
それでは次に、ムービーを使って具体的な活用例をご紹介します。