Club-Z機能解説:DF編

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更新日 2016-01-20 | 作成日 2007-12-03

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Design Force ココが凄い!
第2回 ハイスピード設計

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2011.12.22

■ はじめに
全6回連載の「Design Forceココが凄い! 【第1回】~操作性~」ではタッチパッド採用などの直感的な操作性や圧倒的なパフォーマンスについてご紹介しました。
第2回では「Design Force」で行うハイスピード設計についてご紹介します。

■ Design Forceの「ハイスピード設計」について
ハイスピード設計では、バスや差動ペアといった複雑な配線や等長処理の確認などの面倒な作業が作業負荷の増大に繋がります。
「Design Force」では「Lightning」が持つ自動配線機能と「Board Designer」の精緻な対話機能をひとつのプラットフォームに統合し、機能を見直すことで、繰り返し発生する配線→補正→確認の作業を素早く正確に行えます。

① トランキング
トランキング処理では、バスや差動ペアなど複数の信号を束ねて扱うことで一括に配線が行えます。
また、「Design Force」の特長であるオブジェクトドリブンの操作性により、コマンドを選択することなくバスや差動ペアの配線対象を選択した瞬間からトランキングとして配線を進められます。
これらにより、設計初期段階での配線経路・配線エリアの検討が簡単に行えます。
他にも配線の押し退け機能、ビア発生位置の自動最適化、端子への引き込みの最適化など配線作業の効率化を実現します。

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トランキング処理


② レングセン
各種配線ごとの制約条件に従い、ミアンダ形状を自動的に発生させることで配線長の調整を行います。発生させたミアンダ形状はグラブハンドル(黄色の円)を操作することで容易に形状や長さの調節が行えます。また、他の配線の押し退けにも対応しているので、配線長コントロールの効率化を実現します。

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ミアンダ形状



③ Active45
Active45は、マウスの軌跡に沿って自動的に配線経路を生成する機能です。配線の構成点をひとつひとつマウスで指示する必要が無いので、素早く配線を行えます。配線の押し退けにも対応しており、BGA端子からの引き出し処理や込み入った場所の配線に効果を発揮します。

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BGA端子からの引き出し処理



④ DRAGON EX ※
DRAGON EXでは基板全体/特定ネット・部品群の自動配線を実現します。柔軟な自動配線を行う為の幅広い配線戦略の設定が可能です。
また「GPM(Graphical Pin Manager)」との連携とネットレスルーティングアルゴリズムにより、FPGAの最適なピン配置の検討にも利用できます。

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FPGAの配線



※今後対応予定の機能になります。