Club-Z機能解説:DF編

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更新日 2016-01-20 | 作成日 2007-12-03

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Design Force ココが凄い!
第1回 操作性


直感的なユーザインターフェースと超速レスポンスにこだわりました。

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2011.11.24

■ はじめに
10月に開催した弊社プライベート展(Zuken Innovation 2011)において、次世代の電気設計システムレベル詳細設計環境「CR-8000/Design Force」を発表しました。Design Forceがどんな進化を遂げたのか、特徴的な機能を中心に本号から6回連載でご紹介します。

■ Design Forceの特徴
「Design Force」は、次世代電子機器設計プラットフォーム「CR-8000シリーズ」の中核として、最新ハード/ソフトウェア技術をフル活用し、従来システムと比べて圧倒的なパフォーマンスを実現しています。
具体的には、各演算をマルチコア、マルチスレッドに対応し高負荷処理を分散させ、レンダリングエンジンとしてOpenGLまたはDirectXのいずれかを選択可能にすることで、2Dと3Dの両方の処理の高速化を実現化しています。これにより、従来の2D表現のみのプリント基板CADにはなかった、3D視点での設計が可能になります。また、オブジェクト指向オペレーションの採用により、直感的でスムーズな操作を実現することで、設計者のストレスを軽減します。例えば、部品をクリックしドラッグするだけで移動させたり、ネットや端子をクリックすればすぐに配線を始められます。
その他、従来のCADでは対応が困難だった部品内蔵基板やTSV(シリコン貫通ビア)、SiP(System in Package)などの複雑な構造の高密度基板設計にも対応することで、設計者の作業効率が飛躍的に向上しています。

■ Design Forceのコンセプト
Desgin Forceはこれまで先行でリリースしております構想設計環境System Planner、回路設計環境Design Gateway、 製造設計/製造性検証環境DFM CenterのCR-8000ファミリーとあわせ、上流から下流工程までシステム視点での設計やレビューが可能な革新的な電子機器設計フローを実現しています。

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図をクリックすると拡大表示します


■ Design Forceの操作性について
それでは、数々の特徴を持ったDesign Forceの“ココが凄い!”第1回テーマとして、「操作性」についてご紹介します。

① メニュー体系
メニュー体系は、コマンドを一連のタブに整理して表示するリボンタイプを採用しています。ダイアログやパネルの内容を極限まで整理することにより、シンプルな操作系を実現しています。また、ダイアログを透過にすることで設計者の思考中断を最小限に抑えると共にキャンバスを最大限活用することができます。さらに、オブジェクト指向オペレーションの採用で、配線、移動、削除といった操作がコマンドレスで実行でき作業性が向上します。CADデータの表示については、2Dから3Dへ、3Dから2Dへ瞬時に切替え可能であり、双方の視点から確認/編集ができます。

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② タッチパッドの採用
新たな入力デバイスとしてタッチパッドを採用し、より直感的な操作を実現しました。従来のマウスでのオブジェクト選択を行った後、右手は動かすことなく、左手でタッチパッドを操作することにより、軽快にパン/ズームが行えます。利点としては、従来に比べてマウスの移動量、クリック数が大幅に削減されます。
また、描画関連の操作以外にコマンドの起動やパラメータの設定が行えるタッチパッド専用メニューにより、更なる作業の効率向上を後押しします。

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