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図研ベテランSEによる
知って得する機能解説 -BoardModeler編-
2008.07.24
【 データフィルタリング 】
必要なデータのみを BoardModeler に変換できるように、各種フィルタリング機能が用意されています。こちらでは、CR-5000/Board Designer からデータを取り込む際に使用する、フィルタの使い方をご紹介します。
◆ PCB層情報
電気設計とメカ設計とのやりとりでは、禁止領域や高さ制限領域、部品位置等の情報が重要になります。 [ PCB層情報 ]では、 CR-5000/Board Designer の層から 3D CAD と共有したい情報が入力されている層を選択します。 (図1)
◆ 各要素の連携
CR-5000/Board Designer と 3D CAD で、連携の対象とする要素を選択します。 (図2)
例えば、CR-5000/Board Designer で作成した基板データと筐体データとの干渉を判定する際に、基板と部品の位置や大きさが必要になりますので、[ 各要素の連携 ]にて、部品 A面/B面と基板外形を選択します。
【 ネットパターンのマージ機能 】
BoardModeler の [CR-5000/Board Designer]-[インポート] にて、以下のオプション設定を行うことにより、ライン配線および面配線の形状を一形状にマージしてインポートします。これにより BoardModeler のデータを軽減することが可能です。
ここまではご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、よりデータを軽量化させる為に CR-5000/Board Designer 側で前処理を実施する方法をご紹介します。
【 CR-5000/Board Designer で出来る!基板データ軽量化手順について 】
◆作業のイメージ
◆軽量データの作成手順
- 前準備
- 型データの作成
- 型抜きの実行
- 後処理
本作業では、解析ツールでの作業性を高める事を目的とした専用のデータをCR-5000/Board Designer側で作成します。
当作業につきましては、CR-5000/Board Designer のオプションツール 「図形論理演算」 をご利用いただくことで容易に軽量化後のデータを作成することが可能です。