Products
図研ベテランSEによる
知って得する機能解説 -EMCアドバイザ編-
2009.03.26
ご存知でしたか? EMCアドバイザのこんな使い方(3)
チェックできるのは “EMC” だけじゃない!?
EMCアドバイザのルールは、純粋な電気的な観点でのチェックにご使用いただくこともできます。例えば、[ピンペア経路幅]、[ピンペア経路長]チェックでは、 同一ネット内の指定されたピン同士の電気的な接続経路において、
- ・経路の幅が充分に保たれているか?
- ・層変更箇所のビアの個数は充分か?
- ・経路の長さは不必要に長くないか?
をチェックすることができます。 このチェックは、ピン同士がラインで接続されている場合はもちろんのこと、面で接続されている場合でも、面の中の経路と幅、長さ を探索して問題箇所を検出することができます。これによって、目視チェックでは困難な、大電流が流れるネット内の特定のピン同士の経路幅や長さをかんたんに計測・チェックすることができます。
ご存知でしたか? EMCアドバイザのこんな使い方(4)
エラーリストから、回路図やHTMLファイルへのリンク
EMCアドバイザのエラーリストは、CR-5000/BoardDesignrだけでなく、DesignGatewayやCR-5000/SystemDesignerへのクロスプロービングが可能です。これによって、EMCアドバイザによる検出箇所を回路図でかんたんに参照することができます。
また、エラーリストは、ルール毎に所定のHTMLファイルへリンクしています。
(リンク先: <CR-5000インストールディレクトリ>\zpls\etc\emca\jpn\emc**.htm)
これによって、チェック結果を確認しながら、各ルールの チェック仕様、SI/EMCの問題点、対処方法などを参照できますので、効率の良い修正作業ができ、各ルールの理解も深まります。また、このファイルを、お客様の社内の技術情報などにリンクさせることも可能ですので、各ルールの内容を 社内ノウハウや過去の事例などと関連づけて参照するしくみを作ることも可能です。