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図研ベテランSEによる
知って得する機能解説 -BD編-
2007.09.20
【配置コマンドの強化】
あの真っ白なネットだらけの部品角度検討が楽になります
※フロアプランモジュールが必要です。
多ピンのBGAやIC部品が搭載される基板は、増加傾向にあります。多ピン部品を配置するたびにネット密度やクロスを考慮しながら、部品の最適な角度を決めていかなければなりません。とりあえず配置してみて、コマンドにやらせてみませんか?部品角度最適化コマンドというものがあります。仮想配線長が極力短くなるように、部品角度を最適化します。最終的には、設計者の判断が必要ですが、あのネットで真っ白になっている多ピン部品の配置角度検討が少し楽になるかもしれません。 特に設定は必要ありませんので、一度、試してみてはいかがでしょうか。
【DRCの強化】
設定は意外と簡単。配線制約パターンのチェックも楽になります
次は、 DRCチェックの拡張機能についてです。 最近は、基板上でのパターンの並走制約も増えてきていますよね。これは、今さら語る必要はありませんね。でも、設定が複雑そう?、対象パターンがそんなに多くないので、チェックはものさし目視でも?・・・。
設定は簡単なんです。ネットオブジェクトメニューを表示していただき、ネットグループと対象ネットを選択して、設定値を設定するだけです。これだけで、同一層、隣接層の並走パターンのクリアランス、並走距離のチェックが確実に行えます。並走パターンをものさし目視チェックにだけ頼るのはもうやめ ませんか 。もちろん、その他の制約条件の設定もこのメニューから出来ます。