Club-Z機能解説:BD編

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更新日 2016-01-20 | 作成日 2007-12-03

Products


図研ベテランSEによる
知って得する機能解説 -BD編-

2007.09.20

【配線コマンドの強化】 パターンの引き回しが楽になります

まず、日常的に一番使うコマンド。配線入力コマンドの強化についてです。 配線途中で逆側の端子やパターンから引き出したい時があると思います。特にクロック信号やセンシティブな信号は、配線制約もありますので特に気を使います。今までは、一度コマンドを区切り、逆側の端子を指示しての引きなおしが必要でした。それにより、時として設計者の思考を中断させてしまうこともあったかと思います。最新バージョン(Rev.10)では、配線途中でもコマンドを中断せず、逆側からの端子引き出しを可能としました。こ れによりまして、ピンペア間が遠く、しかも配線制約等が付加されている信号でも 、双方から徐々に配線をつめて行くことができます。こういった機能は地味ですが、 設計者にとってはうれしい機能ですよね。

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【表示機能の強化】 縦横無尽に走るパターンの確認、検図が楽になります

特定の信号の流れや、それらの信号と部品の位置関係の確認をしながら設計・確認をしますよね。しかし、同一面で配線されている場合を除き、バスやクロック信号等の特定パターンを内層含めた形で、確認する作業は至難の業ですよね。 そこで、登場したのがローライト機能です。表に配線されていようが、内層を使って何層にも渡って配線されていようが、他のパターンを目立たなくして、その該当パターンだけ目立たせてしまう、ユニークな表示機能です。ハイライトではなくローライトなんです。 単一パターンでもバスでも対応できますし、プロービングも可能なので、検図で使っていただいてもよろしいかと思います。とても見やすいですよ。(SD、DGからのクロスプロービングも可能です。)

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