☑Club-Z特集
実装軽視に物申す!
第3回:JISSOでもう一度日本が勝つ道 キーワードは「3D」と「規格化」
福岡大学 工学部 電子情報工学科教授・工学博士
友景 肇
2011.09.29
■おわりに
これまで3回にわたって、日本の半導体実装について述べてきた。冒頭で、評論や解説が目的ではないことを述べた。実装分野で、これから大事となる「3D」と「規格化」、「標準化」について、これまで私自身が行ってきた取組みを紹介した。部品内蔵基板の規格書EB01、実装評価用のTEGチップ開発、そして部品内蔵基板を中心とした3次元実装の新たな研究開発拠点「三次元半導体研究センター」。最後に、3次元SiP設計用のCADと設計のデータフォーマットFUJIKOの開発について述べた。福岡で走っている文部科学省地域イノベーションクラスター事業は今年度で終わりである。では、三次元半導体研究センターは、これからどうなるのか。来年度からは、図研を始めとしてこれまで以上の数の企業が参画する新たなコンソーシアムを計画中である。
企業の壁を越えて日本のエンジニアが結集すれば、実装で勝てないはずがない。
●執筆者プロフィール
友景 肇
1953年生まれ。1977年九州大学工学部電気工学科卒業。1982年九州大学大学院工学研究科博士課程後期(電気工学専攻)修了。1982年福岡大学工学部電子工学科講師。1985年福岡大学工学部電子工学科助教授。
1987年米国スタンフォード大学客員研究員。
2009年6月~2011年5月エレクトロニクス実装学会会長
現在、福岡大学工学部電子情報工学科教授・工学博士
潜入!三次元半導体研究センター ③
Club-Z編集部
センターの中に不思議な建屋を発見。
なんだろあれ・・・
地下秘密基地の入り口?
うん?
喫煙所?
屋根付き駐輪場?
ううーーーん?!
神棚!?
なんと神社でした!
その名も「シリコン神社」
ご神体は「シリコンウェハ」
ちゃぁんと宇佐神宮の神主さんにお祀りしていただいたそうです。
そして、ここにお参りすると良縁に恵まれるという噂があるとか、ないとか・・・(笑
三次元半導体研究センターを訪れた際には、ぜひこの隠れた名所をお参りしてみて下さい☆