MicrowaveFactory 八王子 Test Lab.オープン

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更新日 2016-01-20 | 作成日 2007-12-03


設計者にも知ってほしい。マイクロ波の基礎知識

番外編. 国内最大規模!
マイクロ波/ミリ波に特化した計測評価施設が八王子にオープン

2014.09.25

一通り見学を終えた後、マイクロウェーブファクトリー(株) 社長の田中氏に、今回拓殖大学にTest Lab.を設置した目的や意義についてインタビューをお願いすると、快くご回答いただけました。

田中社長インタビュー


CZ65_MWF_0168.JPGマイクロウェーブファクトリー社のモットーは何ですか?

まずは、レスポンスの良さです。お客様と一緒に、すぐに問題を解決、フレキシブルに対応していく姿勢を大事にしたいです。

産学連携の新しいカタチとは?

大学キャンパス内、100m先には企業があり、そこには最先端の技術設備があって新しい技術をそこで学べる、これは学生にとってとても魅力的に感じてもらえるのではないでしょうか。
最近インターンシップとよく話題になりますが、我々は会社をまるごと大学の敷地に持っていったので、もう“歩いて100mのインターンシップ制度”ということでしょうか(笑
また、我々の組織や設備を大学の敷地に持っていくことは、単に近くで新しい技術が学ぶことができるだけでなく、さまざまなメリットがあると考えています。
たとえば我々は、様々な企業と一緒になって製品を世の中に送り出しています。そういった、実際にモノをつくり出す環境を、学生たちは間近で見て体験できるわけです。これは、大学の技術力も上がっていくきっかけになると思います。また、実際の仕事で、「何かするためには、どういうことをするのか」が身を持って体験できます。これは即戦力育成に繋がり、企業にとっても大学にとってもメリットが大きいかと思います。

…なるほど。これは、大学側の意見も聞いてみたいです。
電子システム工学科 ユビキタス・ワイヤレスネットワーク専門の前山准教授にもお話しを伺いました。



前山准教授インタビュー


CZ65_MWF_0170.JPGこういう施設が学内にあることについてどうお考えですか?

まず私がすごく感じているのは、やはりOJTが重要ということです。もちろん工学部ですからいろんな機材を使い実験、演習は行います。特に私の学科は、1,2年生専用、3年生専用とそれぞれの実験室があり、学生は1週間で4コマくらいは実験演習を行っています。一人一台機材を使い、それを1年次からずっとやっているので、演習は十分できていると思います。ただ、卒研になったとたんに卒研のテーマに応じた演習となるので、こういう専門的な方にきていただくのはとても良いことだと思います。

私もおかげさまでいろいろな企業様と活動させていただいているので、私の研究室の学生は、それぞれ1人がこの企業と一緒にという感じになってきています。やはり企業の方と一緒やるとなると、みんな目の色変わるんですよね。おそらく、我々があれこれ説明するより、企業の方が「こういうことをやりたい」というと、共鳴というか、うまくスイッチが入るんですよ。だからやはりそういう機会は多く作った方がいいと思っています。
また、大学には沢山の「知」があります。拓殖大学の工学部には52人もの先生がいるので、52人分の知識があるんですよね。ただ「知」と「産業界」は、なかなか繋がる機会が無いのです。本学のキャンパスにこういう施設が入っていただいて、いろいろな企業の方が出入りをしていただくことが、まず大事だと思っています。そこからは各先生のそれぞれの裁量でやってもらえばいいかなと思っています。


…大学と企業。双方にメリットがある素敵な施設になりそうですね。
新しいカタチの産学協調。いろんな大学に根づくといいですね。

LinkIcon拓殖大学 産学連携研究センター


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