モノづくり業のバックアップ

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更新日 2016-01-20 | 作成日 2007-12-03


☑モノづくり業のデータバックアップ

【第1話】今のバックアップで満足?

図研ネットウエイブ株式会社

2012.08.30


(まもる)「落とし穴って?毎日取ってれば大丈夫ちゃうんですか??」
(杉さん)「そのテープは、どこに保管していますか?」
(ホゴ)「サーバ室のラックの中にきちんと保管していますよ。いつのバックアップか分かるようにラベルも貼り付けて迷うことないようにしています。何かあればすぐに取り出すことが出来ますよ。」
(杉さん)「では、その状態で万が一ここが震災や火災にあった場合、どうなりますか?」
(まもる)「そりゃ、全部燃えて無くなってしまいますわ。データも何もかもパァ~ですね。でも、今まで大きな災害なんか経験してないし、このビルは耐震構造にもなっているから大丈夫じゃないかな?結構丈夫だって話だし。」

(杉さん)「その考えが甘いのです。皆さん、自分だけは大丈夫って思われるんですよね。しかし、起こってからでは遅いのです。そうならないためにも、イザという時に事業をすぐに継続出来る計画を立てて対策を講じておく必要があるのです。」

(まもる)「そしたら、バックアップはどうしておけば良いんですか?」
(杉さん)「それは遠く離れた場所に日々のバックアップを保管しておけば良いのです。」

(まもる)「なるほど。確かにそれやったら大丈夫やわ。ホゴちゃん、すぐに検討しようや!」
(ホゴ)「…あのねー…そんなことすでにやってるわよ!宅配業者のサービスで毎日テープをジュラ
ルミンのケースに入れて大阪の事務所に運んでるの!あなた本当に知らなかったの??」
(まもる)「へっ…?それは、俺の担当の仕事と違うし、そんなこと言われても…」
(ホゴ)「全くもう!自分の仕事だけじゃなくって、全体の業務を理解しようと思わないわけ??」

(杉さん)「まぁまぁ、一条さん、落ち着いて。遠隔地に保管されていることは分かりました。非常に良いことですね。でも、テープを毎日搬送するとは、とても手間がかかっていますね…
では、別の質問をしてみましょう。テープは昔からメンテナンスが大変だと言われていますが、その点はいかがですか?」

(まもる)「正直めんどくさいですよ。でも、メンテナンスを怠ると、いざリストアする際に読めなかったっていう話、よく聞きますよね。」
(杉さん)「メンテナンスを怠ると、書き込み時や読み込み時にエラーが頻発し、最悪の場合はテープドライブが故障するケースもありますからね。」
(ホゴ)「テープカートリッジって消耗品だから、読めなくなっても復旧出来ないし、保障も当然ないですからね。」
(杉さん)「温度、湿度、塵や埃など、使用環境や使用回数、持ち出し保管かどうかなどの運用方法によっても違いますが、テープには寿命があることも忘れないでくださいね。」
(ホゴ)「だから定期的なクリーニングや交換が必要なんですね。」
(まもる)「それがめんどくさいねん!!テープの運用管理なんか止めたいわ!!!」
(ホゴ)「これが止められれば、もっと会社に貢献できる生産性の高い仕事が出来るのにね。特にまもるくんの場合は、自分のことだけじゃなくってもっと色々な仕事をしてもらえるようになるのに!」
(まもる)「おぉ~、怖ぁ~・・・」
(杉さん)「そうですね。そろそろテープバックアップも見直す時期にきてますよね。そうすれば、まもるさんも思う存分仕事ができますよ。」
(まもる)「いやいや、杉さんまでそんな…」

(杉さん)「そこで、私がご提案するのはDISKバックアップです。これはBCP対策の観点から考えてもバックアップ対策の近道になりますよ。もちろん、やっかいなテープ運用も無くなるということで、一石二鳥です。」
(まもる)「DISKバックアップ?一石二鳥??どういうことですか?」
(杉さん)「DISKバックアップなら、遠隔地保管が容易に出来るようになりますよね。つまり、テープを毎日搬送する、という業務も止めることが出来るのです。」
(まもる)「いやいや、DISKバックアップって簡単に言いますけど、テープみたいに何本も準備して対応出来る訳でもないし、何より購入するのに結構な金額になりません?」
(ホゴ)「そうよね。今の運用だと2か月分を保管してるから、それをDISKでって考えたらとんでもない容量と金額になりそうよね。。。」
(二人)「杉さん!うちの会社では無理です。そんな費用どこからも出てきません!!」

(杉さん)「おやおや。珍しく、お二人の息がぴったりですね。費用面で心配しているようですが、それがそうでもないんですよ。今のテープ運用にかかる費用が削減されることや、最近の優れたDISKバックアップ製品の性能を考えると、そんなイメージは払拭することが出来ますから。このままテープ運用を続けるにしても、新しいテープ装置が出てくれば、新しいメディアにデータ移行しなければならないといった問題も出てきます。では、もう少し掘り下げて説明していきましょうか。」

次回へ続く。


●図研ネットウエイブ株式会社 プロフィール
図研ネットウエイブは、急速な発展とともに多様な課題を抱えるインターネット市場に独自のソリューションでビジネスを展開しています。企業ネットワークにおける外部からの脅威、内部からの情報漏洩といった問題に対するネットワークセキュリティソリューション、進化する仮想化環境に最適なクラスターストレージやクラウドサービスにいたるまで、企業がインターネット環境を最大限に活用するための高いバリューの製品とプロフェッショナルサービスを提供します。

col_Information.png お問い合わせ先
営業本部 第2ソリューション営業部   吉田哲也
TEL:045-473-6821   E-mail: tetsuya.yoshida@znw.co.jp

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