Seminar Report
CRユーザーズフォーラムを開催
最前線で活躍するお客様から臨場感溢れる講演の数々!
2012.03.22
■ユーザーズレポート「CR-8000 Design Force」効果検証
高速信号に関わるコンストレインツの設定が劇的に(90%減)短縮
【ケイ・ピー・ディ様】
ケイ・ピー・ディ様からは、10層デジタル基板、6層ビルドアップ基板、6層貫通基板、2層アナログ基板の設計に実際に使ってみた評価を発表していただきました。
高速信号に関わるコンストレインツの設定が劇的に(90%減)短縮され、配置・配線を中心に設計操作におけるマウスの移動距離、クリック回数、さらにキー入力回数が大幅に減ったとのご報告をいただきました。
その他、ケイ・ピー・ディ様のご感想をいくつかご紹介いたします。
- コンストレイントブラウザとの連携により、CAD機能を十分に活用することができ、設計短縮を体感できた
- 3D表示により、平面図面では伝えられなかったものがイメージしてもらえるようになり、お客様とのコミュニケーションがとりやすくなった
- コンストレイントブラウザ、オブジェクトドリブンとの連携により、体感で20~30%の工数削減を実感
- Board Designerとのデータ変換に問題が無く安心して運用出来る
- Design Forceに慣れた頃、Board Designerに戻ってみたら、Design Forceの使い勝手の良さを実感
操作に習熟すれば、配置配線でももっと時間短縮が可能
【プラックス様】
プラックス様は、16層IVH基板での設計で明らかになった効果を発表。
グループ設定や差動設定の手間が劇的に短縮されただけでなく、最も時間を要する配置・配線設計の時間も大幅に短縮されたと報告がありました。まだ操作に慣れてないことを考慮すると、今後更に短縮が見込めるとのことでした。
効果測定
その他、プラックス様のご感想をいくつかご紹介いたします。
- オブジェクトドリブン機能により、コマンド切り替えの頻度が少なくなり作業効率が向上
- コンストレイントブラウザにより、設計がスムーズになった
- エラーが出た際に表示されるエラーコードにヘルプがリンクされているので、エラーになる原因と対処方法が確認出来、新人設計者の教育にも有効
- 3D表示機能は、お客様とのデザインレビューの際、基板データを立体的に確認することによって基板として出来る前に他の基板との高さの兼ね合い、部品間隔、実装の問題などを解消することが出来るので有効
また、「寸法線入力機能追加」「差動配線機能の更なる強化」「製造性チェック機能の追加」など、今後のDesign Forceの機能強化に向けての貴重なご要望もいただきました。
※本セミナーでも要望としてあがりました「タッチパッド操作でのストロークコマンド、メニューのカスタマイズ機能追加」は今月のリリースで対応致しました。
※2社の評価は、1月末にライセンスを貸し出し、1日程度のトレーニングで3週間使っていただいた結果レポートです。
■フォーラム後の懇親会の様子
フォーラム終了後、引き続き多くのお客様の参加のもと開催した懇親会は、みなさんこの業界での経験豊富なベテランの方々も多く、お客様どうし、図研社員も含めてさながら同窓会のような盛り上がり。セミナー講師を囲んでの熱いディスカッション、お客様どうしの歓談、あるいは弊社の営業マンとの間で有意義な交流の場となりました。今回ご参加いただけなかったお客様もぜひ次回は、ご来場をお待ちしております。