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図研ベテランSEによる
知って得する機能解説 -Lightning編-
2008.04.17
【レポート作成】
苦労されて等長設計をしてから、更に苦労させられるのが配線長レポートの作成になるかと思います。しかも苦労してレポートを作成したのに、設計修正のため配線長が変わってしまい、再度、配線長の確認からレポートの作成となってしまったら・・・。「Physical Editor」のレポート機能では即座に等長グループに対してのレポートが作成できます。レポートではグループ内のピン間における配線長と、最も長い配線と最も短い配線、その配線長の差がテキスト形式で作成されます。これにより、等長のレポート作成の負荷を大幅に軽減することができます。
【伝送線路解析による等遅延検証】
配線を等長にする理由としては、ICに届く信号のタイミングのバラつき、すなわち遅延を規定内に抑えるという目的があります。Lightningでは配線の修正から、そのまま伝送線路解析ができますので、配線調整前と配線調整後における、遅延のバラつきを容易に確認することができます。(伝送線路解析はLightning Realize、Verifyで対応しております。)
いかがでしたでしょうか。信号の高速化というトレンド中、難しい等長/等遅延配線を設計されている皆様が少しでも『楽』になれるようにと、今回はLightningの等長配線機能をご紹介させていただきました。またご興味がございましたら、デモンストレーションのご依頼、価格等については弊社担当営業にお問合せください。