Club-Z機能解説:DG編

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更新日 2016-01-20 | 作成日 2007-12-03

Products


図研ベテランSEによる
知って得する機能解説 -DG-Embedded編-

2011.07.21

設計中に、こんなことができたらいいと思いませんか?

・他の製品での部品、回路の活用実績を調べる
・部品メーカーからの終息情報や、社内の推奨状況を参照する。
・設計中に部品の単価や、回路ごとにかかるコストの集計結果を確認する
・過去のトラブル情報や対応方法をチェックする。
・代替可能かフットプリントの形状を確認する。

作業を中断せず手間無くこんなことができたら、作業効率も格段にアップします。 今回は、それを実現するためのソリューション【DG-Embedded】をご紹介します。



■設計現場での課題
まずは課題のおさらいをしてみましょう。
先の要求の背景として、以下のような課題を抱えておられるお客様が多いのではないでしょうか?

課題①設計時に欲しい情報を簡単に入手できない

  • 単価情報や推奨部品情報は他部門から入手。そのため、設計後半に目標コスト超過や使用禁止部品が判明することがあり、設計手戻りが発生
  • 過去の設計における情報は個人で管理されているため共有されておらず、同じようなミスを繰り返す

課題②部品に関する情報が複数DBに散在している

  • 部品情報を検索するのに多くの時間と労力がかかる
  • 設計の思考が中断され効率が悪い

課題③部品のコストダウン設計が十分でない

  • 類似部品から推奨部品を選定するなどの対応が徹底されていない
  • 集中購買によるコストダウンメリットを実現できていない

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■DS-2による情報の一元管理/活用
上記課題を解決するためには、「情報の一元化」「必要な時に最適な情報を参照し、活用できる環境があること」がポイントになります。
今回ご紹介するDG-Embeddedは、設計インフラ(設計支援環境):DS-2 + 回路CAD:Design Gateway(以降、DG)による情報の活用ソリューションです。

まずは第1のポイント「情報の一元化」に最適なソリューション【DS-2】についてご説明します。

【DS-2】とは、部品に関する情報を一元管理するモジュール(CM/ELM)とCADデータを含む設計成果物を管理するモジュール(EDT)と、さらに一元化された部品情報を部品表レベルで活用するためのモジュール(CLM)で構成されます。

・部品情報を一元管理する Component Master (CM)
・CADライブラリを管理する EDA Library Master (ELM)
・設計成果物を管理する Engineering Desk Top (EDT)
・部品情報を部品表レベルで管理/活用する Components List Master (CLM)

これにより次のような設計支援環境をご提供いたします。

部品情報の統合管理

  • 複数のシステムに散在している必要な部品情報が一元化されることにより、部品検索にかかわる工数を削減
  • 設計時に必要な最新情報を容易に取得

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電気設計成果物の統合管理

  • 回路、基板、部品表を個別およびセット単位でバージョン管理が可能
  • 流用データの検索の効率化
  • 流用データに付随する設計成果物の有効活用
  • 設計変更履歴および差分箇所の参照が容易

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部品表設計の効率化

  • コスト、重量、面積など最新の部品情報を集計
  • 使用禁止部品や非推奨部品などの検索が容易
  • 自動選定機能による類似部品検索の効率化

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