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図研ベテランSEによる知って得する機能解説
-設計支援機能:BD Rev.14,15 新規機能編-
2012.10.25
■5.リソースファイル差分出力プログラム
最後にご紹介するのは、Rev.15の新規機能「リソースファイル差分出力プログラム」です。
CR-5000/Board Designerの設計環境を設定するためのリソースファイルはboard.rscです。例えば、先にご紹介しました「差動ペア一括定義」を行う場合には、“autoCreateDiffprRule”で、ペアリング条件の定義をするなど、それぞれの基板にあった環境に設定する必要があります。
長らくCR-5000/Board Designerを利用していると、どこのboard.rscを参照しているかわからなかったり、新規のキーワードが追加されていなかったりして、新規機能の為の設定を行うことが困難な場合があります。
これらの問題を解決するために、以下を出力するバッチプログラムをご提供いたします。
- 参照しているboard.rscのパス
- 参照しているboard.rscで値が変わっているキーワード
- 参照しているboard.rscに存在しないキーワード
リソースファイル差分出力プログラム
現在、参照しているboard.rscが簡単にわかり、値が変わっているものや存在しないキーワードを一括で出力できるので、board.rscの確認、編集が行いやすくなります。
いかがでしたでしょうか?
今回ご紹介した機能以外にも、設計に有用な機能がたくさんあります。
是非この機会に機能の確認やリソースファイルの見直しを行い、設計の効率化にお役立てください。