Club-Z機能解説:BD編

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更新日 2016-01-20 | 作成日 2007-12-03

Products


図研ベテランSEによる
知って得する機能解説 -バッチプログラム編-

2008.12.18

CR-5000/Board Designerからの部品表や実装情報の出力に、基板情報出力ツールを使用されていますか?GUIから出力項目が簡単に設定でき、このパラメータファイルを利用して、バッチでの基板情報出力が可能です。
出力できる項目もリビジョンアップで拡張され、使い勝手がさらによくなりましたので是非ご活用ください。

部品情報以外にも、基板情報/ピン情報/パッドスタック情報/ホール情報の出力にも対応しています。ここでは、基板情報出力ツールの利用イメージと、パラメータファイルの設定についてご紹介します。

まずは基本情報の出力方法から。

①ツール起動方法
products_20081218_8.JPG
フォーマット定義を行うためのツール起動は、CAD File ManagerにてCR-5000/Board Designerデータ選択後、「ツール」-「アクション」-「基板情報出力ツール」を実行するか、コマンドプロンプトよりblistp データ名.pcb(.pnl)にて行います。

②GUIによる出力フォーマット定義
products_20081218_9.JPG
出力内容定義をGUIから行います。出力したい項目とその出力順を設定していきます。現在の設定でどのように出力されるか、”出力表示”によって随時確認することが可能です。

③基板情報の出力
1回だけなら、このまま出力でも良いですが、設定内容は「ファイル」-「保存」にて名称をつけパラメータファイルとして保存できます。
(ファイルの拡張子は.blpとなります)
こうして作成したパラメータファイルをコマンドblistpの引数として指定し、バッチ出力が可能です。

コマンド
   blistp.exe -p パラメータファイル名 -m batch -o 出力ファイル名 基板データベース名又はパネルデータベース名(含拡張子)
   ※「-r CSVファイル名」を加えることで、CSVファイル名を指定することも可能
(例)
   blistp.exe -p sample.blp -m batch -o complist.txt BETERAN.pnl



そして、便利なパラメーターファイルの設定には次のようなものがあります。


④フラグを利用したアイテムのフィルタリングLinkIcon
⑤フォーマット区切りによる出力フォーマットの切り替えLinkIcon
⑥座標基準点変更、及び面視ごとの出力LinkIcon
⑦グループ利用によるアイテム数合計LinkIcon
⑧外部CSVファイル内の情報を合成して出力LinkIcon


いかがでしたでしょうか?有効に活用できそうな機能はありましたでしょうか?

バッチ処理用のアイコンなどを準備していただくと、毎回、コマンドプロンプトを起動して実行することなく、より効果的かもしれません。
もちろん、UNIX版においても同様のバッチコマンドはございます。

基本的な操作であれば、オンラインヘルプの中の「バッチプログラム」というドキュメントをご用意しておりますので、そちらでご確認いただけるかと思います。それでもご不明な場合は、弊社レスポンスセンターにお問い合わせ下さい。

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