☑コストリダクションプログラム
1.部品集約
2010.07.22
② 部品種類数増加を抑止する運用の策定と定着
部品選定の方法をIT化する
①でせっかく部品の集約を実現しても、それを設計環境に生かせないようでは実際の効果は半減してしまいます。部品の電気特性、物理形状を部品選定時に活用でき、既存部品の利用を促すようなITの導入を行わなければなりません。回路設計時に設計者の思考を止めず、スムーズに部品選定を実施するにはCADにその機能を持たせることが最善の方法と言えるのではないでしょうか。
図研PLM製品「DS-2/CM」と回路図CAD(SD/DG)を組み合わせれば、通常CAD上では利用できない検索機能がCAD上、またはCADのメニューから呼び出したDS-2/CMから利用可能となります。
具体的には部品検索に利用する属性に類似部品を判定するためのルールを設定することにより、検索条件に該当する部品の他に、類似した部品が検索結果として表示されます。また、検索結果の部品から代替部品へ展開し、それを利用することも可能です。
DS-2/CMでは選択した部品をそのままCAD上に反映することが可能となっていますので、設計者に余計な負荷をかけることなく、最善の部品の選定が可能となります。この機能はCADとPLM製品を共に提供している図研にしかできない機能です。
新規部品登録W/FをIT化する
新規部品登録W/FをIT化し、新規部品の追加を抑制します。
IT化することにより、以下の運用を実現します。
- 新規部品登録の際に部品集約ルールに従って類似部品を探し、類似部品が検索された場合はその部品の使用を促します
- 部品、CADライブラリ登録を専任で行っている部門が存在する場合は、登録W/Fにその部門を含めて、類似品のチェックを行わせることにより、部品種類数の増加を抑止します
図研PLM製品「DS-2/CM」では上記項目に対応しており、運用の定着に向けた取り組みに貢献します。
- 部品集約ルールを検索条件として類似品検索が可能です
- 新規部品の登録依頼時に類似品検索を必ず行い、代替部品候補を表示するといった運用を行うことが可能となっています。
- ※ DS-2導入の際に運用フローに合わせたアプリケーションのフィッティングを行います
- 部品登録W/Fが作成可能です
- DS-2/CMではご利用ユーザによる部品登録W/Fの作成が可能となっており、部品種類数削減対象の部品種を対象として、部品のチェックを行う部門の承認が必要なW/Fを独自に作成するといったことも可能となっています。