図研、小規模設計部門でも導入可能な電気設計支援システムの新パッケージ「DS-2 Expresso(エクスプレッソ)」を発表

2013/09/24 配信

株式会社図研(以下、図研)は、電気設計部門の規模が小さくIT管理・運営のリソースが十分ではない企業でも導入しやすい電気設計支援システム「DS-2 Expresso(エクスプレッソ)」の販売を開始します。

機械設計の割合が大きい産業機械などの製品開発において、電気設計は小規模な組織で行われていることが一般的です。そのためITシステムを専任で管理・運用するためのリソースもなくPDM(*)など設計支援システムの導入に踏みきれないケースがほとんどでした。しかしコンシューマ製品に比べ耐用年数が長い、多品種少量生産であることが多いなどの特性から産業機械特有の課題が発生しています。電気設計者は、電子部品の供給終了などによる設計変更や、顧客ごとに一部設計変更するカスタマイズ製品の設計とその製品情報の管理、メンテナンス対応などに多くの時間を使っています。電装化が進む産業機械においては、電子部品のレベルでの設計変更やその影響範囲の把握など電気設計に付随する課題に効率的に対応していくことが、今後の製品開発力の強化にとって重要なテーマになると考えられます。

こうした状況を踏まえ図研では、電気設計特有の課題に対応したPLMとして国内外で多くの実績をもつ「DS-2」から定評のある機能を抽出・パッケージ化し、ユーザ自身による設定環境を容易にするなどの機能強化を行うことで、専門のIT管理部門がない小規模の電気設計部門でも導入運用が可能な電気設計支援システム「DS-2 Expresso(エクスプレッソ)」を開発いたしました。
「DS-2 Expresso」は、標準の外部インターフェースにより部品情報、部品表、設計データファイルなどの外部システムとの連携を容易にしています。取引先とのデータ受け渡しや「DS-2 Expresso」の部品データベースをもとにEOL(供給終了)情報など外部の部品データベースと連携させることも可能です。
また、「DS-2 Expresso」では、機能のテンプレート化や設定環境の整備によりシステム導入を最短2.5ヶ月で実現することができ、かつ使いやすい設定環境によりお客様主体での構築も可能なため、導入費用も抑えることができます。

図研は「DS-2 Expresso」を今後全世界で販売しますが、国内では2013年10月より販売を開始します。
なお、「DS-2 Expresso」の詳細については、10月10日と11日に開催される図研のプライベート展「Zuken Innovation World 2013」において詳しくご紹介する予定です(10月10日の講演No.1D3)。「Zuken Innovation World 2013」の内容のご確認ならびにご登録は、下記の特設サイトにてお願いします。お申込みキーワードは「exp2013」です。
https://www.zuken.co.jp/private/ziw2013/

【参考】
「DS-2 Expresso」予定価格:最少ライセンス構成で850万円~

なお、本製品についてはこちらもご参照ください。

(注)
*PDM:Product Data Management(製品情報管理システム)

 

【本件に関するお問合せ先】
株式会社図研 コーポレート・コミュニケーション室
TEL:045-942-1511(代)
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