fromz_vol11
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4from Z_Vol.11_2012 日本は世界で最も多くロボットを作り、最も多く使っている国だ。世界の産業用ロボットは3台のうち2台が日本で作られ、3台に1台が日本で稼働している。21 世紀直前にはさまざまな人型ロボットも誕生した。国もロボット技術を成長戦略の中核に位置づけている。層の厚い技術集積、人材――日本は紛れもなくロボット大国である。 千葉工業大学 未来ロボット技術研究センター(fuRo=FutureRobotics Technology Center)所長の古田貴之氏は、そのなかでも異才のロボットクリエーターとして、最も期待を集めている人物。その自在でイノベーティブな発想、クールなデザインは、世界中のロボット工学者が一目も二目も置く。古田氏の発想の原点は“幸せづくり”にあるという。その情熱とポリシー、技術の本質、ロボットが拓く未来像について、古田氏に語っていただいた。人を幸せにする“モノづくり”が未来を切り開く――最先端ロボット工学。 今、求められるエンジニアの能力と技術の本質とは――Interview古田貴之氏1968年東京生まれ。1996年青山学院大学大学院理工学研究科機械工学専攻博士後期課程中途退学。同大学理工学部機械工学科助手。2000年博士(工学)取得。同年、独立行政法人科学技術振興機構のERATO北野共生システムプロジェクトに携わり、ロボット開発グループリーダーに。ヒューマノイド(人型)ロボットの開発に従事。2003年6月より千葉工業大学未来ロボット技術研究センター(fuRo)所長。fuRoは大学に付属しておらず、古田氏の裁量で、企業や行政と組みながら自在にプロジェクトを動かせる。「次世代ロボット知能化技術開発プロジェクト」にて搭乗型ロボットを開発中。また、福島原発ではレスキューロボットを原発災害用に改造した「Quince(クインス)」3体を無償貸与中。近々、原発災害専用に開発した新型ロボット「Rosemary(ローズマリー)」も投入する予定。千葉工業大学 未来ロボット技術研究センター 所長ロボット工学博士・ロボットクリエーター

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