開発環境の構築&整備を担当。CAD の操作全般から、生産に向けて設計部門の支援業務に携わっている。近年は事業所間を跨いだ統合ライブラリ化の推進を行う。ニチコン株式会社(以下、ニチコン)は、70年の歴史で培ってきた「電気を効率よくマネジメントする技術」によって、くらしのエネルギーパフォーマンスを高めるための革新的製品の数々を開発しています。同社は、2009年から電気自動車(EV)およびプラグインハイブリッド自動車(PHV)用の急速充電器の量産・販売を開始し、2012年にはEVからの給電を可能にするV2H(Vehicle to Home)システムを世界で初めて実用化しています。ニチコンでは、長い歴史の中でベテランエンジニアたちが育てあげた知見に、社内の誰もが素早くアクセスできる環境を整備する取り組みを行っています。その取り組みにおける課題や今後の展望について、ニチコン 電源センター 技術管理部の部長兼部品情報管理課課長を務める西田智宏氏と、同 部品情報管理課 主事である大塚達也氏に話をお伺いしました。ニチコン株式会社 電源センター技術管理部 部品情報管理課 主事2015年ニチコン電源センター入社。入社当初より開発環境の構築およびライブラリ登録・整備を担当。近年では業務効率化のための現行システム改善・新規システム導入業務にも従事。ニチコン株式会社 電源センター技術管理部 部長 兼 部品情報管理課 課長14from Z_Vol.34_2025家庭用蓄電池市場をリードするニチコンは、“To Be”への挑戦西田 智宏氏大塚 達也氏なぜ社内ナレッジをフル活用できる環境づくりに注力するのか
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