今春リリースを予定している「Design Force 2018」では、部品配置・配線・面などの設計をより一層効率よく行えるよう、さまざまな機能進化や追加などが行われています。

 

オススメしたいDesign Force 2018新機能を一部ご紹介すると…

  • 配線途中からボタン一発で一気に引き込める『簡易配線引き込み機能』
  • 補強ビアの作成がさらに時短できる『補強ビア発生パターンの拡張』
  • 自動配置(Intelligent Place and Routeに含まれる機能です)
  • フィールドソルバーを活用した『クロストーク違反レポート』
  • 差動配線間隔を一定に保ったR付けができる『R付け/R付け削除の改善』
  • 地味だけどよく使う『ものさし測長コピー』『XY座標値コピー』

※他にもさまざまな新機能がリリースされます。

 

今号から3回に分け、それらの中から選りすぐりの機能を、実際操作した使用感も交えてお伝えしたいと思います。第1回目は「時短編」です。

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配線途中からボタン一発で一気に引き込める『簡易配線引き込み機能』
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この機能は、これまでのCADにはありそうでなかったユニークなものです。
基板設計にはEMCの観点で「極力近づける/極力遠ざける」といった内容や、SIの観点で「極力トポロジを理想に近づける」などといった定性的な設計指示があり、設計者が手動で作業する箇所が多くあるかと思います。
手動で配線する際には、それらの定性的な指示を考慮して慎重にパターン形状を作りたい箇所だけでなく、広いスペースがあり単純に引き回して引き込むだけの、オートルーターに任せたくなるほどシンプルな箇所もありますが、手動配線すると決めた場合は後者も含め全て手動でパターン設計していることと思います。
Design Force 2018では、そういった箇所での手作業をユニークな方法で効率化できるように機能改良されています。

ご説明はほどほどに、ぜひムービーをご覧ください。

 

これなら、慎重に作りたいパターン形状は手動で行えますし、その後の単純に引き回すだけの箇所は点線のイメージを見て「スペースキー」を押すだけでパターンが自動作成できます。配線作業がどんどん捗りますよね。もちろん、全て手動で配線したい場合には、この機能をオフにできます。
2018にバージョンアップした際には、ぜひお試しください。

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補強ビアの作成がさらに時短できる『補強ビア発生パターンの拡張』
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EMCの強化でGND面に作成する「補強ビア」。この補強ビア作成作業は、ひたすらビアを発生させるだけの単純な繰り返しなので、自動発生機能を使う設計者も多いと思います。
EMCの観点では「単純にビアを打ちまくればよい」というわけではなく、「面の端はインピーダンスが高くなるので極力多めに打つ」「特にコーナー付近には必ず打つ」といった手動で調整する作業がありますが、基板やGND面が複雑な形状をしている場合、GND面の輪郭に沿ってビアを打つのは一苦労だと思います。
今回のDesign Force 2018では、補強ビア生成機能の発生パターンの拡張が行われ、輪郭に沿って補強ビアを発生させることができるようになっています。

ムービーをご覧ください。

 
実行前にテンポラリ表示されるので、ビアの間隔などのパラメータ設定を事前確認して作業できます。GND面の輪郭に沿ってビアを発生させることができ、手作業が自動化されます。特にコーナー部分を認識して優先的にビアを打ってくれるので、後の修正がほとんど要らなくなるはずです。

輪郭に沿ってビア発生。インピーダンスが高くなりがちなコーナー部を優先して発生
図. 輪郭に沿ってビア発生。インピーダンスが高くなりがちなコーナー部を優先して発生する。

いかがでしたでしょうか。
Design Force2018にはまだまだたくさんの新機能が搭載されています。引き続きあと二回、ご紹介していきます。
設計者の皆様にはぜひこの機会に評価をしていただきたく、ご検討ください。

ご評価・ご検討のお問い合わせ先はこちらからお願いいたします。


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