EMC測定のプロだから知っている!「理論」✖「実践」で本当に使えるEMC対策を習得

「独習では実践に効果があるか分からない」
「実務に追われ、まとまった勉強をする時間が取れない」
「エミッションやイミュニティ、静電気評価が適合せず困っている」

こういったEMC対策に課題を抱える設計者の皆様の声にお応えするためには、「理論」「実践」の理解と、そこから導かれる「ルール」の日常の設計への適用が重要です。図研では、こうした要素をバランスよく習得していただくセミナーを開催したい、と考えEMC測定に高い知見を持つノイズ研究所様と共同で「製品設計技術セミナー EMC/静電気 回路設計編」を開催しました。


セミナーの様子
本セミナーでは、まずノイズ研究所 技術部 上席部長 石田武志様から、「EMC対策と手法 -静電気試験の振る舞い-」と題し、静電気試験による電磁現象が試験対象製品に作用する原理を良く理解して、静電気試験に耐えうる回路を設計することの重要性を説明いただきました。
主な内容
●静電気放電(ESD)現象、静電気(ESD)試験
●静電気(ESD)試験器の仕様
●静電気(ESD)試験におけるポイント
●静電気放電(ESD)の特性と試験対象製品(EUT)への影響
接触放電と気中放電のピーク電流の比較
 
 
そして静電気試験の実際を学んだ上で、図研から「EMC設計の効率化 -ノウハウ活用手法」と題し、設計初期段階からEMCの原理原則を適用することが重要だということ、そしてその裏付けとして実測結果を活用していくことの有用性を説明しました。
主な内容
●EMC対策の現場
●ルールベースデザインの必要性
●図研のEMC設計ソリューションとその効果
ルールベースデザイン実践のために
 
セミナー後半には、参加者の皆様に実務設計でのEMC対策イメージをつかんでいただけるよう、EMC設計・検証システム「CR-8000 EMC Adviser EX」や実機を使った放電試験の演習問題にも取り組んでいただきました。
「ノイズが見える」電磁界可視化システムによる演習の答え合わせ

「ノイズが見える」電磁界可視化システムによる演習の答え合わせ
演習:液晶モニター背面から観測されるEMI(近傍ノイズ)の分布と周波数帯域について

 
展示ブースの様子

展示ブースの様子

 
 
最後に、受講者様へのアンケート結果を一部ご紹介します。

「セミナーに参加した皆様のご感想」~受講者アンケートから
●ESDや放射ノイズは設計以上に検証や対策に時間が掛かっているため、時間短縮したく参加しました。
●静電気の正しい試験方法が分かり、勉強になりました。
●CR-8000 EMC Adviser EXは、使いこなせると楽に設計できそう。
●演習で使ったツールの詳しい紹介を希望します。
●今後も技術セミナーの案内をいただけると幸いです。

 
いかがでしたでしょうか? ご好評につき、次回開催も計画しています。
開催前にはClub-Zでもご案内いたしますので、是非ご参加ください。
 
空間電磁界可視化システムのご紹介資料のダウンロードはこちら
 

関連セミナー情報
EMCのための設計&測定エクスペリエンス(無料)開催
 日 時:11月 15日(火)午前の部 10:00~13:00/ 午後の部 14:00~17:00 (同一内容)
 場 所:図研 新横浜ビル 図研テクニカルラボ
 (テーマ)・EMCのためのルールベースデザイン概要紹介
      ・EMC可視化体験
      ・CR-8000によるルールベースデザイン体験
⇒ 詳細、お申込みはこちらから

 

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