今回の相談者は、分析装置メーカーで開発リーダーをしているコウイチさん(40)。市場がグローバル化し、競合との競争が激化しており、納期の短縮が命題です。開発業務を見直した結果、製造部門やメンテナンス部門への情報のやり取りに課題が・・・。


【case22】

開発リーダーとして分析装置の開発を行っています。自社製品はカタログをベースにした受注製品なのですが、競合との競争に負けないために納期短縮を推進するプロジェクトに参加するよう上司から命じられました。そこで設計業務を調査分析したところ、ケーブル設計の手法や、製造部門との情報のやり取りなどが課題だと感じています。

(開発リーダー コウイチさん)

 

 

こんにちは、コウイチさん。この間は最後まで相談を聞けずにすみませんでした。今日も鈴木先生と外出だったので寄ってみましたが、今お話しても大丈夫でしょうか?

 

 

 

こんにちは、桃子先生。鈴木先生。覚えていてくれたんですね。もちろんです。

 

 

 

 

確か配策に関するお悩みでしたよね?

 

 

 

配策もそうなんですが、いろいろ調べてみるとそれ以外にも・・・

うちの製品はカタログ製品をベースにした受注生産品で、お客様の要望に従って仕様変更した製品を設計・製造して納品しています。自分は、納期短縮で競合との差別化を推進するプロジェクトに参加しているのですが、配策以外にも製造手順書の作成や、実際に配線を繋ぐ作業にかかる時間をなんとか縮められないかと考えているところです。

 

 

確かに多くの企業が製造手順書の作成や実際の電線の取り回し、配線を繋ぐ作業に課題を抱えていると聞いています。手順書の作成を誰が担当するのかも曖昧だったりしますよね。具体的には、どのような課題を感じていますか?

 

 

 

設計出図のタイミングで、ケーブル図を作成していますが、そこに接続元と先の端子やコネクタ、ケーブルの種類とその長さを記述しなければいけません。接続のFrom-Toやケーブル種類などは回路図が持つ情報から決められますが、ケーブル長はどうしても実際にケーブルの取り回しを調べて測長することになります。ですが、量産品じゃないのでモックアップも作れず、段ボールなどを並べておおよその検討で済ましてしまっています。

すると、製造の際にはケーブルが余ったりするので、余分をカットしたりしているようなんです。これではケーブルも無駄になるし、カットなどの手間で時間がかかってしまいます。慣例的にこの方法で行っていたのですが、ここを改善したら納期も短縮するかと。

 

 

なるほど。普通に考えれば、3D-CADを導入して活用すれば改善できると思うのですが…。あとはメカ設計者に協力してもらうとか・・・。そのような取り組みはされたのですか?

 

 

 

それが、かつてそのようなプロジェクトがあったのらしいのですが、結局、メカ設計者は忙しいので、電気設計者が3D-CADを習得しないといけない、3D-CADで配線するのが思った以上に大変、ということで立ち消えたようです。私も3D-CADを少し調べてみましたが、ケーブルの配線設計をするとなると高価なオプションが必要だし、一本一本ケーブル形状を書く必要もあり、正直面倒だなと。

 

 

なるほど。同様のお話は、受注生産をされているBtoBメーカーからよく伺います。それなら、XVLを使った3D配線検討ツール「XVL Studio WR」 を是非ご検討ください。回路図の接続情報を、3D-CADから変換したXVL上で活用できる新製品で、5月にリリース予定です。

 

 

 

XVLってメカCADの重いデータを高圧縮して軽量化するフォーマットだっけ?

 

 

 

そうです。データがかなり軽くなるので、タブレットやノートPCなどで、メカCADデータを確認できるんですよ。

 

 

 

■回路情報を反映した3D配線検討ツール 「XVL Studio WR」

電気・制御CAD E3.seriesの回路情報を、XVL上にダイレクトに接続情報(ラッツネット)として取り込むことができます。接続先の部品は、メカ設計の部品を自動認識するか、新たに配線検討用のパートを自動で発生させることができます。

 

 

ケーブル配線の検討は、ラッツネットを元に経路の通過点をイメージした場所に経路ガイドを配置して行います。起点と複数の経路ガイドと終点を選択するだけで、自動で三次元の配線ができます。その際、可動部や熱や製造工程を考慮して、配線禁止領域を明示的に指定しておくこともできます。配線結果はケーブル単位で長さが自動で測定され、その結果をExcel等の一覧に出力できます。

 

 

 

 

おぉ。なんだかとても簡単に配線検討ができそうなイメージですね。しかも、自動で線長が測定できるんですか! 他には何ができるんですか?

 

 

このツールは、配線検討ができるだけでなく製造手順書も作成できます。ですので、生産技術や製造部門で活用すれば、関係部門全体で納期短縮やデザインレビュー、コミュニケーションの質・効率が大幅に改善できると思います。簡単な資料をご用意しましたので、ぜひご覧ください。

 

「XVL Studio WR」製品資料はこちら

※「XVL Studio WR」 は2017年5月のリリース予定(4月 評価版開始予定)です。

 

また、来月(2017年4月12日(水)から14日(金)まで)開催される、名古屋 設計・製造ソリューション展では、一足早く「XVL Studio WR」の最新情報をご紹介する予定です。お近くの方は、是非いらしてください。