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Low Demand Mode/
High Demand Mode 
(Continuous Mode)





  • その安全機能の発動すべき状況になる頻度が、低頻度か高頻度かの違いでどちらの指標を使うかを判断します。ざっくり言って、1年に1度あるかないかの頻度程度ならば低頻度、それより多くてしょっちゅう機能の発動が必要な対象ならば、高頻度モードまたは連続モードだと考えます。
  • たとえば、地域自治体の防災放送システムならば低頻度モードと考えてよさそうです。
  • 一方、エレベータの扉の挟まり防止機能(私はよくこれにお世話になります。笑)ならば、高頻度モードといえそうです。
  • 学生時代に工作機械がありました。ペダルを踏まないと電源が入らない安全装置付きで、加工作業と工作機械の治具の付け替えを繰り返します。そのたびに頻繁にペダルを踏んだりはずしたりを繰り返しました。このような場合も、当然高頻度モードおよび連続モードと言えます。
  • SILに対する数値がPFHの方が厳しいように見えますが、「1年間」は大まかにいって「8000時間≒104時間」のレベルですので、1時間あたりの危険故障確率(PFH)を1年間の積算として考えると、レベル的にはPFDaveの数値になります。従ってどちらが厳しい、という話ではなく、前述のようにその対象の安全機能の発動要求が、低頻度か高頻度かで使い分けることになります。