☑設計環境のセキュリティ
【第3話】メールって、めちゃくちゃ危険やん Part3
図研ネットウエイブ株式会社
2010.10.28
■登場人物
・ まもる君(関西人)・・・本名:鈴木守(すずき まもる)
・ホゴちゃん(横浜っ子)・・・本名:一条保子(いちじょう ほご)
「ねっとなみ電気株式会社」の情報システム部に勤める二人は同期。
(まもる) 「よっしゃぁー!ホゴちゃん、焼酎水割りセット来たでぇ。ビールの次はやっぱり焼酎よなぁ」
(ホゴ) 「さて、突然ですが問題です。まもる君、焼酎の起源って知ってる?」
(まもる) 「1年くらいか?」
(ホゴ) 「賞味期限じゃなく、どこが発祥の地かって事」
(まもる) 「あー発祥の地かいな?えーっと、それはやなぁ・・・鹿児島かな」
(ホゴ) 「ひねりも何も無い、全くおもしろくない答えをありがとう・・・答えはマモル君が去年の夏休みに遊びに行った沖縄と言われているの」
(まもる) 「ずーっと台風でホテルから一歩も出なかった、悲しい夏休みを思い出させてくれて、こちらこそありがとう・・・」
(ホゴ) 「まもる君って、本当にみんなが言うように残念な人ねぇ」
(まもる) 「そんな話はどうでもええのやけど、さっきの続きの話し聞かせてくれへんか」
(ホゴ) 「そうね、【取引先とのセキュアな大容量メールの送信】を実現するクラウド型のサービスの事ね」
(まもる) 「そうそう、坂の上のクラウド 全八巻!」
(ホゴ) 「・・・ふぅーぅう。つまん無い事は無視するとして」
(まもる) 「あかんかぁ、これも・・・。それでそのサービスってどんなメリットがあるの?」
(ホゴ) 「このサービスには5つのメリットがあるのよ。①自動暗号化、②大容量通信、③開封通知、④アーカイブ、⑤誤送信対策」
(まもる) 「たくさんあるなぁ」
(ホゴ) 「まず一つ目の①自動暗号化だけど、、添付ファイルが自動的に暗号化されるのはもちろんのこと、添付ファイルを暗号化するためにユーザが特別なソフトをインストールする必要がないっていうのが特徴なのよ。」
(まもる) 「つまり、利用者の皆さんにとっては、今までのメールの送受信と全く使い勝手は変わらないっちゅーことかいな。便利やなー。」
(ホゴ) 「それに、今までは外部に送るファイルの重要度って個人管理だったじゃない。だから几帳面な方は大概の添付ファイルは暗号化して送るけど、そうでない人はあまり気にせず送っているってセキュリティの基準が曖昧だったでしょ」
(まもる) 「これだと、社内でセキュリティ度が均一にアップできる訳や!これは取引先からも信頼度アップやな。でも本文も暗号化したい時ってあるけど・・・」
(ホゴ) 「メールの本文も暗号化して送る事もできるのよ」
(まもる) 「へえ~凄いな。ここまで出来ればスパイになれるな」
(ホゴ) 「ただ、本文まで暗号化すると何がなんだか分からなくなるから、日々の運用ではお勧めはしてないんだって」
(まもる) 「そうか、ほなスパイは諦めて忍者で許してもらうとするか。でぇ次の②大容量通信って、3DのCADデータなんて結構大きいけど、どうなの?」
(ホゴ) 「2GBまで送れるのよ!でも2GBのデータをバンバン送れば、メールサーバをパンクさせる可能性もあるので25MB以上はブラウザから送れるようになっているの」
(まもる) 「ふーん。2GBか。そこまで大きなファイルはメディアに焼いて宅配するしか無いと思っていたで。そう言えばそれってFTPサーバーの代わりにもなるやん」
(ホゴ) 「そう、FTPもメールと同様セキュリティ性が低いからどうしようかと悩んでたじゃない。そこも解決できるの」
(まもる) 「ついにあの、ふぅっるーいUNIXサーバともお別れできるのだ!」